オマン湖耐久レース・リベンジJ

 我美は超コンマ秒の世界を移動して、エスの手牌を覗く。
「げっ! 裸のヤンキー裸牌とお嬢さま裸牌を強制性交させる『マジで卍?』だったんすか……危なかったっス、うっかり当たり牌を捨ててロンされるところだったっス」
 我美はエスがリーチで完成させた『マジで卍?』から、お嬢さま牌を一つ。自分の理牌の方に移動させ。
 代わりに自分の持っていた幻獣淫牌で下半身蛇体の『ラミア女』を、エスの『マジで卍?』のお嬢さま牌列に、こっそり混ぜた。
「これでいいっス……ボクが当たり牌を捨てても、特女はチョンボになって、マイナスポイントっス」
 我美はついでに、サナ・ギーマンレディの股縄をズラしてマ●コをグヂュグヂュ……乳首をコリコリいじくってから、自分の闘牌席にもどる。
〔クロックオーバー〕っス」
 通常時間の流れにもどり、サナ・ギーマンレディが突如、悶え悦楽顔で昇天する。
「あはぁぁぁん!? ひぎぃぃぃぃ!?」
 我美が不要淫牌を捨てるより早く、エスが捨てた淫牌に反応した者がいた。
「ロン……当たりである、エロ、エロ、エロ……初、白、中の『大淫乱』初物童貞&処女の初牌、パイパン無毛の白牌、女装&男装の中性牌。ここで南の裸族人類オス・メス一体化牌の秋を召喚投入……乱れるがよい」
 エスの捨て牌をロンしたのはチーム〔変態フォーチュン・クッキー〕だった。
 淫牌空間の影響で四倍に淫乱になった、淫牌たちの喘ぎ声が響き、乱交が巨大雀卓で繰り広げられる。
「あぁぁん……はぁおわぁぁぁ……おわったぁ」
 秋は、水を被って女秋、お湯を被って男秋に変化して初・白・中のすべての余った牌とセックスをして役を完成させた。
 ロン当たりの直撃で空中に吹っ飛ぶ、ロボット裸女エス。
「きゃあぁぁ……ですわ」
 エスの裸身は、麻雀マンガのお約束……必殺技のアッパー〔顎パンチ〕をくらったように。星雲が煌めく背景を舞い、顔面からグシャと巨大自動雀卓の上に落ちた。
〔銀の旅団〕……ここで敗退。

 残り三組になった時〔変態フォーチュン・クッキー〕が奇妙な行動をした。
「ここで、我らは英断の撤退をするである……残った二組の検討を祈る」
 いきなり、自主リタイヤしてしまった〔変態フォーチュン・クッキー〕の二人組を我美は訝しそうに眺める。
(どういうコトっス……十分に優勝を狙える実力を持っているのに〔変態フォーチュン・クッキー〕いったい何者っス?)


 第二回オマン湖耐久レース・リベンジ。最終闘牌タイム決勝戦……残ったのは。
 我美&乙姫の〔最強チーム・女王さまの前にひれ伏しなさい〕
 恐華&ガン子の〔チーム・タンク娘〕だった。
 闘牌開始前に我美が、乙姫に耳打ちする。
「ミスったっス……レース主催者の方から、淫乱平成ライダー能力の闘牌使用禁止の通達がきたっス……コンマ数秒の世界だったっスが、ライダー能力使ったのがバレていたっス」
「バレるとどうして使えないの?」
「元々はボクは地〔闇〕の裸族人類牌として登録されていたっス……他人の淫牌として扱われるのが嫌で淫牌拒否して、レース参加の方にエントリーしたっス……裸族人類淫牌じゃないのに特化能力使ったから、次に能力使ったらレース失格だと通達されたっス」
「ふ〜ん、そうだったの……じゃあ、実力で勝利しなさいよ。あたしは優勝なんてどうでもいいけれど……我美がマ●コをいじくり回してくれれば
 そう言って我美の方にクイッと腰を突き出した、乙姫の卑猥な柔肉を我美はクチュクチュと玩具にした。

 闘牌タイム開始……先に動いたのは我美だった。
「着牌女性警察官二牌を、露出牌二つで挟んでカンっス!!」
 露出牌に挟まれた女性警察官の衣服が下着まで千切れ飛び、裸牌へと変わる。
 裸牌になった女性警察官牌は股間を両手で押さえ、悩ましげな表情で腰を少し引いた姿勢になる。
「あぁぁ……恥ずかしい、国家公務員なのに見られて感じている……イクウゥゥゥゥ!」
 潮をビシャビシャ飛ばしながら女性警察官はイッた。

 恐華と


 ガン子のペアは


 黙々と淫牌を山からツモり、不要牌を捨てる作業を繰り返していた。
 恐華たちの捨てている淫牌を見て、我美は首をかしげる。
(作っている役の形が、ぜんぜん見えてこないっス?)


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