オマン湖耐久レース・リベンジB
レース開始数十分前……実況席。
そこにはソーセージに串を刺して焼いた『ティンポ湖焼き』や、丸めたジャガイモを二個揚げた『キャンタマ揚げ』を食べている緑色のカッパ女が言った。
「いよいよはじまります……『オマン湖耐久レース・リベンジ』……参加者の熱気が、実況席に伝わってくるようです。実況担当はあたし宇宙カッパ娘の『グリーン・タータン』です」
「レース解説は家畜宇宙人三柱の裸族人類の三名です」
「……なんだね」
「……なんだなぁ」
「……かもね」
「中継はアニロボ裸女の『紅蓮』さんです」
大型スクリーンに飛行している紅蓮が写し出される。
《中継は任せてだいざぁ〜》
タータンが三柱裸族人類に質問する。
「今回のレースの注目点はどこでしょう?」
「レースで早く走って一番にゴールしても、ゲェムの点数が低かったら優勝できないんだね」
「知力も試されるレースなんだな」
「レース走行中に、役を作ってコツコツあがって、ポイントを貯めるもよし……闘牌タイムを狙って大きなポイント役を狙うもよし……戦略が重要かもね」
「今回のレースで重要な進行スタッフをしているのが怪女の『バル子』〔二代目〕さんたちなんですよね」
レース車を追走するトレーラーの上には、バル●ン星人怪女のバル子たちが立って。
「フォフォフォ」
と、笑っていた。「バル子たちには、参加者がタブレット内で動かす淫牌を。実際に瞬間移動させたりする、重要な役目があるんだね」
各車両がエンジンを吹かす轟音が激しさを増す。
スタート合図の赤い五個のランブが点灯して、秒読みが進むごとに一個づつ消えていく。
最後のランプが消え、レース裸女がフラッグを振ると。
白煙をあげてレース車両が一斉に轟音を響かせてスタートした。
「スタートダッシュを決めたのはやはり前回の準優勝、裸の女二人がシートベルトして運転席と助手席に座っている、乙姫&我美ペアの『マッバ号』次に妖女グループの戸板ヤマタノオロチ号が、白い精液を撒き散らしながら追っています……最後尾は、やはり予想通り恐華&ガン子のタンクペアです」
レースがスタートして自動運転モードに早速切り替えたラブホ仕様のキャンピングカー車内。
タコスケ、百鬼姫、タコスケの母、響子、犬コロ、犬コロのチ●コに寄生しているナカー。
無言で輪になった全裸の男女五人は、レースそっちのけで誰が誰の相手をするのか目で牽制をしあっていた。
タコスケの母親は犬コロを狙っていて、響子は犬コロを奪われまいとしている。犬コロの視線は百鬼姫に向けられ、犬コロは百鬼姫に好意を抱いているようだった。
タコスケはどうしたらいいのかわからず、犬コロのチ●コのナカーはそんなタコスケと交わりたいと密かに願い。以前、秋に操られレズっ気を仕込まれた響子も若干、百鬼姫とレズってみたい気持ちもあり……ややこしい三竦み〔さんすくみ・互いを牽制しあって誰も動けない状態〕が続いていた。
百鬼姫が言った。「いつまでこうしていてもしかたがないだろう、誰と誰が交じるか決めないか」《ナカーちゃんも賛成でしゅ……ナカーちゃんはタコスケさんと、ハマりたいでしゅ》
タコスケの母親が犬コロのチ●コに言う。
「チ●コは黙っていなさい、あなたは大人しく、あたしの膣に入ればいいのよ」
《横暴でしゅ》
「男二人に、女三人っていうのがバランスが悪いのよ……女が一人減れば」
タコスケの母親がそう言った時、響子の背中にマグロの赤身のような肉塊が現れ、黒い海苔のベルトがグルッと腰に巻きつき響子の裸身と赤身を固定した。驚く響子。
「?! 何これ?」
淫牌にさせられた響子の体が、バル子〔二代目〕の瞬間移動力で車内から消えた。
男女数の均衡が破れた瞬間、タコスケの母親は犬コロに襲いかかり。
百鬼姫とタコスケがエッチをはじめた。
「あぁん、あぁん」
「あふぅぅ……チ●コ、チ●コ」
後続するトレーラー内の映像がタブレットに映り、背中に寿司ネタを乗せた裸や着衣の男女がヒップをこちらに向け、背中を丸めたうつ伏せ状態で寿司のように並んでいるのが見えた。
並んだ列の中には響子の姿もあった。
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