妖怪渓谷【迷宮の中華飯店】C第三ポイント

 一行の前方に、いきなり通路いっぱいに塞がってダンジョン侵入者の通行を阻む。
 水色のゼリー状物体が出現した。
 キューブ状に通路を塞ぐ半透明な壁の中には、女性の下着やら武器や防具が、日本料理の寒天寄せやフランス料理のゼラチンに具材を閉じ込めたテリーヌのように入っていた。
 軍医タコが言った。
「行く手を阻む『キューブ・スライム』ですか……厄介ですね」
 キューブ・スライムから声が聞こえてきた。
「ここを通りたければ、余の出す三択クイズに答えるが良い。正解者にはポイント二倍の得点じゃ……これから、迷宮の挑戦者に訪れる運命は? 赤『スライムに溶かされてチーム全滅』 青『ドッヂボールを持った忍者に背後から襲われる』 緑『代表者がスライム裸女か裸男とエッチをする』答えよ?」

 迷うことなく緑色が選択され、響子が指差される。
 キューブ・スライムの中から、スライム裸男が現れた。
 ゼリー状の半透明な男性生殖器の中には、陰嚢〔いんのう・キン●マ〕の袋に包まれた白い卵型の精巣……精巣から繋がっている精管、精嚢〔せいのう〕……前立腺に射精管……陰茎の中を通る尿道と……男性生殖器官の構造が丸見えで観察できた。

 スライム裸男が言った。
「余と交わるのじゃ」
 キューブ・スライムの一部が変形して、スライムベットになると。響子はビキニアーマーの裸体を横たえる。
 ラミア女の時と同じようにアーマーの股間ヒモが広がって、性器への男根挿入を装着したまま可能にする。
 スライム裸男が響子の上に乗ってきた。
「きれいな体をしておる……まずは、その唇から味合うとしょう」
 ゼリーのようにほんのり甘い舌が、響子の口の中に入ってきた。
「んんんッ」
 響子もスライム裸男の口に舌先を入れて、お返しする。
 半透明な口腔をまさぐっている、自分の舌が見えた。
 響子が、少しヒンヤリしている柔らかいスライム裸男の体を抱き締めると、スライム裸男は、半透明なチ●コを膣穴に押し込んできた……プヂュ。
 人間のモノとは異なる異形のぺニス棒の感触に、響子は興奮する。
「あぁぁぁぁぁッ!」

 スライム裸男のチ●コ抽送がはじまる。
 プジュプジュプジュ……少し固めのゼリー棒を抜き挿しされているような、不思議な感覚。
 やがて、スライム裸男の体の輪郭が不鮮明変わり、アメーバ状になったスライムが響子の首から下を包む。
「あッあッあッ」
 まるで葛あん菓子の具のように、包まれた状態でゴニョゴニョと抽送されている響子の触手ビキニ・アーマーの遠隔スイッチを軍医タコは「ポチッとな」と押す。
 アーマーの内側から疑似触手が出てきて、響子の性器や乳房を嬲りはじめた。
 触手は抽送しているゼリーチ●コにも、絡みついてきた。
 スライム裸男が喘ぎながら言った。
「おぉぉ……チ●コに触手が絡みついておる……これはたまらん、で、出る」 半透明なチ●コの管を通って精液が、響子の体内に注がれるのが見えた。
 チ●コを抜去してスライム裸男が言った。
「ふーっ、余は満足じゃ……スタンプ二倍で、第三ポイント通過じゃ」
 スタンプカードに、スライム・スタンプが重ね押しされた。
「次の第四ポイントは『ヤマタノオロチ』ぞよ……心して挑むがよいぞ」

 通路を塞いでいたキューブ・スライムにトンネル穴が開き、向こう側と繋がった。



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あきゅろす。
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