集え淫らなレース参加者たち!A
 
 我美は乙姫を抱き締めながら時間停止を解除した。
 時間が動いた途端に、乙姫は風呂場に響き渡る激しい絶頂声を発する。
「にを……あ゛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんぁん!!!!」
 我美にハグされながら絶頂した乙姫が、少し混乱しているような不思議顔で向かい立つ我美に言った。
「はぅはぅ……我美、今回のオマン湖レース出場するわよ……準備しなさい。ついでに、あたしのマ●コをいじくり回しなさい? はぁはぁはぁ?」
 乙姫の言葉に我美は、嬉しそうに返事をした。
「はいっス」


【アニロボ裸女・魔神三姉妹】……秘密基地のロボット格納庫のような場所で、『魔神ガー』と姉の『偉大な魔神ガー』が横並び立っていた魔神ガーが言った。



「アニロボ裸女軍団はレースには参加しないんだ、ずぇぇぇぇと!」
 偉大な魔神ガーが続けて喋る。



「でも、末っ子の紅蓮は上空からの中継役に抜擢されたんだ、ぐれぇぇぇぇと!」
「アニロボ裸女は参加しないと言ったけれどアニロボ裸女の、とあるグループの裸女が一人、怪女の一人とタンク繋がりでペアを組んで参加するみたいだずぇぇぇぇぇと!!」
「ぐれぇぇぇぇぇと!!」
 絶叫した魔神姉妹は目からビームを発射して、格納庫の壁を破損させた。


【半裸人類、女将ニッポンの居酒屋】……カウンター席に座った土門カシスは、演歌が流れる店内で強炭酸飲料を飲んでいた。
 厨房には、額に日の丸ハチマキを巻き、裸身に神縄のタスキ掛けをして。
 ねじりフンドシをヒップの谷に喰い込ませた『女将ニッポン』が、土門に背を向けて食器棚の整理をしていた。
 土門が女将の肉質的な生尻を肴に、炭酸飲料を味わっていると土門の方に向き直った女将が、カウンター席の下から小皿に入ったツマミを取り出して土門の前に置く。
「はい、土門ちゃん……サービス品の賞味期限切れ『食用ヒトデのイカスミ和え』タコ軍医さんがアナザーエデンから買ってきてくれた、お土産よ」
「おっ、気が利くな」
 土門は小皿から箸で摘まんだ、小さな☆型を口に運ぶ。
 居酒屋厨房の中から、カウンター台に肘を乗せて椅子に座った女将ニッポンが、裸身の豊満な乳房を土門に接近させて言った。
「土門探偵団の方に、オマン湖レース参加の誘いが届いていたけれど……今回は不参加よね」
「そうだな、オートバイ系の奴しかいないから……誰も参加する気は無いみたいだし。前回の勝者、創造主のジジイはブラックホールに飲み込まれたまんまだしな」
「あたしたちはテレビ中継で、レースを楽しみましょうか……そうそう、軍医タコさんが『レースの実況ができる饒舌〔じょうぜつ〕な人を探している』って言っていたわよ……土門ちゃん、誰か心当たりない?」
「一人心当たりはあるが」
 土門は炭酸飲料を飲みながら、ある人物の姿を思い浮かべていた。


【タコ宇宙船内】……実験室で椅子を使ったセックスを実演している全裸の響子と、響子の恋人の犬コロを眺めながら軍医タコはタブレットに触手腕で書き込んで何やら記録を続けていた。
 響子は立ったまま椅子の前から背もたれを両手でつかみ。
 座に片足を踏み乗せて後ろから犬コロに突いてもらっている。
「もう、ダメえぇぇ……変になるぅぅ、あへぇぇ」
 響子は白目気味に喘ぐ。
「あひッ……あひッ……あひぃ」
 グヂュグヂュと、ペニスが抜き挿しされている箇所を、軍医タコは覗き込んで言った。
「なかなか、いい具合です……片足を椅子に踏み乗せて、ねじれた女性生殖器にペニスが押し込まれている光景は、見ごたえがありますね……響子さん、犬コロさんと一緒に『オマン湖耐久レース』にエントリー登録しておきましたから、レースに出てもっと恋人感を高めてください……ちなみに、響子さんには『淫牌』登録もしておきましたから」
「あひぃぃ、はい……淫牌としてレース頑張ります……あひぃぃ」
 タブレットの電源を切った軍医タコは、少し腕組みをして考える。
「う〜ん、よくよく考えたら淫牌参加とレース参加の併用は響子には、肉体負担が厳しいですかね。一組の登録レーサーは二人以上の人数が基本ですから……ここは、響子の淫牌登録は取り消した方が……」
 その時、いきなり部屋の自動ドアが開き。なぜかタコスケの母親が裸で飛び込んできた。
「話しは聞かせてもらった! お困りなら、あたしが協力しましょう!」


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