地球触侵E
凍騎はティティスにライナの『原母活性化』を命じ。
パネルのような装置を操作しているティティスが言った。
「ライナをM字開脚させます」
左右の壁から伸びてきた二本の触手がカプセルの表面に開いた、クジ引き箱のゴム口のようにギザギザになった入り口からカプセル内に侵入してきて、ライナの足を強制開脚させる。
カプセルの中に侵入してきた三本目の先割れ触手が、ライナの小陰唇をクパッと押し開く……綺麗に濡れ光る膣前庭が現れた。
ライナの膣前庭には、金属の円形タグが埋め込まれていた。
ティティスが言った。
「これより、ライナの細胞内に眠る触手細胞を刺激で目覚めさせ、活性化させます」
次々とカプセルの中に侵入してくる、触手たち……ライナの裸体に絡みつくヌメヌメしたローション体液の媚薬触手……腰に、乳房に、太股に、脇に、触手たちは容赦なくライナの裸体を這いずり責める。
今までに体験したことがない、触手の強烈な快感にライナは高潮し。
顔を赤らめ、歓喜の汗が全身から吹き出す。恍惚とした表情でライナは喘ぎはじめた。
「はぁはぁはぁはぁ……はぐぅ、はぐぅ……や、やめてぇ……はぁぁぁん」
ヌルヌルに裸体をテカらせて呼吸を荒げているライナに、ティティスはさらなる責めを加える。
「ライナの、乳首、陰核〔クリトリス〕、膣を触手で責めます」
ライナの乳首に吸いつき、チュパッチュパッと吸ったりナメ回す触手……陰核を優しく嬲り〔なぶり〕勃起したクリトリスに、プルプルと振動の震える刺激を与える触手……膣口に侵入してグヂュグ、ジュプッ、ヂュチュと、内部でチ○ポ頭部を振り回しながら抜き挿しを開始する触手。
ライナは悦楽の淫ら笑いを浮かべながら、裸体をガクッガクッと痙攣させて最初の絶頂をさせられる。
「はぐぁはぁん……はぁぁぁん……いぐッ、いぐッ!!」
痙攣が弱まり「はふーっ、はふーっ」と絶頂余韻を鎮めているライナの肉体に、ティティスはさらなる快感を与えた。
「膣口近くのココア色の蕾と口腔にも刺激を与えます」
ライナの口とココア色の蕾に、同時挿入する触手。口と後ろの穴まで犯されているライナの腰が触手の動きに合わせて蠢きはじめた。
「ふぐぅぅぅ……ぐぁぁぁぁぁッ!」
恍惚とした表情で強制連続絶頂させられている、ライナの体から銀色の触手が蠢き現れた。
触手人間となったライナは、触手たちと銀色触手を絡まらせ、さらなる快感を貪る。
変異した恋人の姿を見て凍騎が言った。
「『原母』の完成だ……これより、地球の『触侵』を開始する」
原母と化したライナは、涙目で肩を上下させて、肢体をくねらせると、とめどもなく押し寄せる快感に身を委ね続けた。
ライナが原母となったのと同時に、地球各地で異変が同時に起こりはじめた。
地層になった崖の古い地層の中で、化石化していた古代の触手が復活して化石の殻を破って、地層の中で蠢きはじめ崖から溢れ出る。
建物の柱や壁に使われていた自然石の中に眠っていた、触手が目覚め動き。
考古博物館に展示されていた古代文明の遺物からも、長い間人類の目に触れずに内部に潜んでいた触手たちが復活した。
エジプトのファラオのミイラと一緒に乾眠していた、触手が復活して。
土偶や石板や壁画や彫刻の中に潜んでいた、時代時代の触手たちが活動を開始した。
海溝、森林、密林、砂漠、氷河、氷山、大河、岩山、火山、平原……あらゆる場所で、長年に渡って隕石に潜んで地球に侵入してきていた触手たちが、眠りから目覚め活動を開始した。
大都市の迷路のように入り組んだ地下の下水道、家のクローゼットの隅や天井、床下からも触手群が蠢く。
世界中が大パニックに陥る中……人間を除く動植物は、触手と共存し、触手も人間以外の生物に危害を加えるコトは無かった。
大海を魚群に混じって泳ぐ触手の群れ……サバンナでゾウ群と並列して移動する、大小さまざまな触手の群れ。
大空にもコウモリのような翼を広げた触手が飛び回る。
触手に脳内支配されている各国の政府要人は、誰一人として触侵を開始した触手に攻撃命令を出さなかった。
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