分断触侵A〔男×男〕

 サーコが言った。
「部族同士の食べ物をめぐる争いは無くなったけれど……あたしは蛇神さまが与えてくれる。あの食べ物は嫌い……なんだか、人間を食べているみたいで気味が悪い」
「オレの部族内では女体食材を食べる目的以外に使う男も現れはじめている……性欲処理の道具として」
 ユズキの言葉を聞いたサーコが顔を赤らめる。

 サーコの部族間の女たちの中にも人体に酷似した【人工タンパク質】の男体を、食料以外の目的に使う者が現れはじめていた……実はサーコも興味本意で一度だけ試してみた一人だった。

 サーコは首と手足が無い男体食材の上に岩の上で裸になってしがみつき。
 硬くたくましいチ○ポ根を使った野外オナニーで、泉の水面に映っていた「あぁんあぁん」と喘いでいた淫らな自分の姿を思い出して、ユズキに申しわけなさそうに横を向く。

 祭事が終了して洞窟の前から、狩猟人類たちが去り……静寂した洞窟の奥から、男性声と女性声の話し声が聞こえてきた。
《下準備は、もう十分だろう……この星の人間は完全に我々触手を敬い、指示をしても素直に従うコトだろう》
《エサを与え、飼い慣らしてから本格的な『触侵』を開始する……あの凍騎という人間が立てる触侵計画には毎回、感服する。触手王さまの信頼が厚いのも納得する》

 赤い触手群と白い触手群は、洞窟の最深部でグヂャグヂャと絡み合いながら会話を続ける。
 赤い触手が男声で言った。
《それでは、この星の男と女を分断するとしよう……オレたち赤触手は男に性的快感を》
 白い触手が女声で言った。
《あたしたち、白触手は女を弄び性的快感を》

 赤触手……男性を専門に弄ぶ、ホモ触手。
 白触手……女性を専門に弄ぶ、レズ触手。

 触手の神託に、狩猟惑星の人類は従い惑星を、男性が居住す地域と女性が居住する地域に二分割して、男女別々に生活をはじめた。
 母親、姉妹。父親、兄弟。家族も男と女で分断され。
 恋人同士も引き離された。
 すべてが「蛇神さまの威光」だった。
 そして、本性を現した赤触手と白触手による。おぞましい『触侵』が本格的に開始された。

 男女別々に集められた、それぞれの集落で赤触手と、白触手の一部は群体となって半球形の壁を形成して、建造物の壁と化した。
 蠢いている模様のまま凝固して、殻のような壁のドーム型建物に変わった触手建造物の中で、残って動き回る赤触手と白触手が選んだ男たちと女たちの弄びが開始された。

 赤触手が支配する男だけの世界……男たちは赤触手から与えられる、男体型の【人工タンパク質】で狩りと漁で食料を得るコトをやめ。

 白触手が支配する女だけの世界……女たちは白触手から与えられる、女体型の【人工タンパク質】で木の実や果物の採取で食料を得るコトをやめた。

 そして数ヵ月が経過した……男の世界の触手ドーム内では天井から下がった赤触手たちに裸の男たちが吊り上げられ、さまざまな体位で弄ばれ触手姦されていた。
 ある若い男は、M字開脚状態で触手に吊られ。ペニスを先端が袋状になった触手に包まれ、袋の中の蠕動運動でしごかれていた。
 乳首をナメたり、吸われるように触手に弄ばれたり。
 口でイラマチオさせられるように、触手に口を犯されていたり。
 ココア色の蕾を触手姦されている男の子もいた。赤触手に選択されてドームに集められた男たちの肉体には、ある種の処置が施されていて。
 射精の最中も睾丸で精子が製造され続け、ペニスが萎えるコトなく弄びで刺激を与えられる限り何回でも射精して絶頂を迎えるコトができた。

 ドームの床の上ではセックス未経験の男性同士を赤触手たちが興味本意で、強制セックスさせようとしていた。
《さぁ、男同士でセックスするのだ……後ろの穴を代用して》
 無理矢理、赤触手に恋人同士にさせられて愛を育まさせられた。美少年二人……ウケ役の男の子が四つ這いになると、タチ役の男の子が膝立ちの格好でウケ役のヒップを押さえて言った。
「蛇神さまの命令だから……入れるよ」
 うなずいたウケ役のココア色の蕾を開花させて円柱が洞窟に押し入る。ココア色の蕾を開花させられた男の子は、唇を噛み締めて未知の痛みに耐える。
 ゆっくりとした抽送……赤触手が、初セックスをさせられている二人に質問する。

《おまえたちの初めての相手は、女か? 男か? 答えろ》
「はぁはぁはぁ……男です……初体験の相手は男です……あぁぁぁぁぁッ!!」
 美少年たちは、何回も射精して絶頂を迎えた。



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