触侵E『触手人間』触侵完了

 美しい顔立ちをした男女の頬や額や頭からも触手が体の一部として出ていて。女の乳首や男のぺニスが触手化していた。個体別に触手が尻尾のように生えている者もいた、女性性器から触手が生えている者もいた。『触手人間』だった……愕然としたサーコは床にしゃがみ込み、両手で顔を被う。
「あぁぁ、そんな……西エリアの人間が、おぞましい姿に」
「新たな人類の歴史がはじまったんだ、もっと喜べ……胎芽の段階に触手遺伝子を融合させている、いずれは精子と卵子にも触手遺伝子が馴染み『触手人間』が生まれてくるのが、この星では当たり前になる……触手と融合した人間なら、現在の過酷な環境でも活動圏を広げられるぞ」

 モニターに映っている『触手人間』たちを眺めながら凍騎が喋り続ける。
「おまえたちの平均寿命を三百年くらいに伸ばした……三代世代交代をしたら文明の再建も可能だろう……黒色触手が星の防衛システムを占拠して、触手に有利な防衛システムに変えた……一年後に空から精子型の宇宙船群が降りてくる」
「侵略されるのか? 我々はロープに」
「心配するな、触手と融合したおまえたち『触手人間』を触手王さまは同胞として迎え入れる……文明の再建にも力を貸そう」

 ティティスの体が半透明から肌色に変わった。
 凍騎がサーコに言った。
「一つだけ教えてやる……この『近未来惑星』で人間が残っているのは、このエリアだけだ他のエリアには生命反応が無い……オレとティティスは去る。惑星に残る触手たちは、おまえの出方次第で敵にも味方にもなる……抵抗して絶滅か従属して存続か……星の未来は管理者のおまえが決めろ」

 凍騎とティティスが管理室から出て行き。しばらく茫然としていたサーコが、よろめく足で立ち上がった。
 サーコが向かったのは、裸のユズキがカプセルで眠る部屋だった。
 カプセルの中で、蠢く触手チ○ポを生やして眠っているユズキを、眺めていたサーコは悩み続ける。
 人間が自分一人の世界……異形の存在を拒絶するか……それとも、受け入れるかの選択をする時だった。

 悩み続けていたサーコは、星の未来を決断した。
 カプセルの側面にあるタッチパネルを操作する、人工羊水に満たされたカプセルの中に医療用の小さなハサミマニュピレーターと、鉗子マニュピレーターが出てきた。
 マニュピレーターは眠るユズキの触手チ○ポの方へ……は向かわず、人工胎盤に繋がるヘソの緒を切断した。
 カプセルの中で誕生を迎えたユズキが「うッ」と、呻いて腰を浮かせた裸体をよじる。
 カプセル内の羊水が抜かれ、フタが開くとサーコは、ユズキの触手チ○ポをしごく……愛撫されて嬉しそうに跳ねるチ○ポ。
 しごかれた刺激に目覚めたユズキは目を開けて上体を起こした。
 サーコは、キャットスーツを脱いで全裸になると床に股を開いて座り、ユズキに向かって両腕を広げて言った。

「来て……ユズキ、交配の時間よ。あたしの体を初の自然分娩母体にして」
 カプセルから出てきたユズキは、切断したヘソ緒の欠片がヘソに繋がったまま、睡眠学習で教えられた性行為を行い……触手チ○ポをサーコのマ○コに挿入した。


【近未来惑星】触侵完了



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