エロイナーL〔ラスト〕
奈落の番犬宇宙人は、郊外の丘陵地に転がる『性服軍団』四人の構成員たちを見回して犬の鼻先を押さえた。
「なんて、卑猥なフェロモン臭がする性服だ……こんなモノは燃やしてしまおう」
犬型宇宙人は、バニーガール・副操縦士・ブレザー制服女子高校生・ブレザー制服男子高校生の性服を剥ぎ取って燃やす。
四人の裸の男女が転がる丘陵地で。犬型宇宙人は、地面から突出しているエロス帝国の地中移動ゲートを指差して言った。
「エロイナー、今がエロス帝国に突入する大チャンスだ!! さあっ、早くあのゲートに入るんだ!」
エロイナーは、犬の言葉に首をブンブンと横に振って、拒否の意思を示す。
「なに、いきなり最終回突入みたいな展開に持って行こうとする……アレに乗ったらエロス帝国の本拠地にモロ突入じゃん……エロス軍団員、ウジャウジャ待ち構えているじゃん」
「怖れるな、ほらっ急がないとゲートの扉が閉じるぞ」
「あッ、すみませ──ん! 乗りま──す!」
条件反射で思わずゲートに飛び込んでしまったエロイナーは、扉が閉まり地下に向かって下降していくゲートボックスの中で。
「しまったぁぁ!! 犬ころの口車に乗せられてしまったぁぁ!!」
と、絶叫した。
超淫機エロイナーとエロス帝国との、エロい闘いは続く……。
【スピンオフ作品・超淫機エロイナー】終わり
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