大江戸ピラミッド@〔キ○タマは乾きモノ〕


 部屋に飛び込んできた、のっぺらぼうは、いきなり若旦那の光るキ○タマをつかむと『ブチッ!』と、袋ごと引き千切った。

 若旦那の断末魔が遊郭に響き渡る。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 蘭花が呆然としている中……のっぺらぼうは、そのまま部屋からキ○タマを握り締めて逃走して叫ぶ。

玉、捕ったど──っ!!

 そして遊郭裏口の木戸近くで、裸で腕組みをして立っていたイカ側裸族人類の紫音のところに走ってきた、のっぺらぼうは紫音にキ○タマを渡した。

「きゃははは! やりましたよ! キ○タマ横取りしました」

 のっぺらぼうから手渡された、キ○タマを見た紫音の顔が曇る。

「おいっ、これは何の冗談だ」
「へっ!?」

 紫音は無言で手の中のキ○タマを、のっぺらぼうに向けて見せる。

 金色の睾丸には墨字で『残念ハズレ』と、書かれていた。

「きゃはっ、ハズレなんて、こんなのありですか」

「オレが知るか! ちくしょうスカをつかまされた!」

 怒った紫音がキ○タマを地面に投げつけると、キ○タマが二つにパカッと割れて、中から一回りちいさい銀玉が転がり出てきた。

「なんだぁ????」

 庭の隅へと転がっていった銀玉を、どこからかフワフワと飛んできたクラゲが触腕で拾うと、またどこかへ飛んでいってしまった。

 紫音は首をかしげる。
「今のなんだ? あのクラゲはいったい?」


 紫音たちがクラゲに銀玉を持ち去られた頃……響子は、ガイドのレオン丸と一緒に大江戸シティ郊外にある。

 松平 健の顔をしたスフィンクスが守っている、大江戸ピラミッドの中で響子は棺から蘇った王家のミイラと棺を座席代わりにして、セックスをしていた。

「あッ、あッん、あッん、あッん……ミイラの生チ○ポがマ○コに

 響子は対面座位の格好で、包帯グルグル巻きのミイラ男に抱きついて腰を動かしていた。

「あぁん、あぁん……まさか、ミイラとエッチするなんて……あぁん、気持ちいぃ」

 包帯の隙間から出てきた生チ○ポを、グヂュグヂュと自分からマ○コに押し込んでいる響子に、ガイド役のレオン丸が言った。

「ピラミッドに安置されている王家のミイラは、女性観光客のために蘇って性的サービスをしてくれるのでござる」

「はぁはぁ、そうなんだ……ミイラの赤ちゃんを妊娠したりは?」

「今までに、そんな報告は聞かないでござるから、大丈夫だと思うでござる……たっぷり王族の精子を中出し、してもらうでござる」

 蘇ったミイラ男は包帯の下にある顔で「う゛!」と、短い呻き声を発すると、響子の体内にドクッドクッと白い精液を流し込んだ。

「あぁぁ……出ちゃっている、ミイラの精液中出しされちゃっている……あぁぁぁ」

 ビクッビクッと、痙攣して中出しの余韻を味わってから響子は、ぺニスを抜去した。

「はぁ、気持ち良かったぁ……ミイラさんのチ○ポ最高……んっ? あれ? ミイラさんの股間が光っている?」

 見ると包帯を巻かれた睾丸の辺りから、包帯の隙間を通して淡い光りが漏れていた。

 すかさず響子が、ミイラに言った。

「その光っているモノ、ちょーだい」


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あきゅろす。
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