大江戸遊郭@〔遊女・蘭花〕
紫音は上様と向き合う……裸で向き合っている、男と男。シュールな光景だ。
「さあ、余のチ○ポと『兜合わせ』をするのじゃ……『成敗!!』の奥義を授ける」
「ありがたき幸せ……では、失礼して」
紫音と上様は、互いのチ○ポを擦り合わせた……まるで剣術の指南を受けているように、男のチ○ポ同士で打ち合いをする紫音。
「良い感じだ、もっと打ち込んでこい」
「はい、上様」
男性性器同士を接触させる『兜合わせ』を真剣に行っている、紫音たちを見て、のっぺらぼうは。
(なにこれ!?)と、内心思った。
数日後……蘭花は遊郭に、赤い襦袢を着た遊女姿で客をとっていた。
店に客として着流し姿でやってきた銀牙が、部屋で蘭花に言った。
「なかなか似合っているじゃないか、赤い襦袢」
「裸族人類だから、そんなコト言われても、ぜんぜん嬉しくないよ……早く裸になりたい」
「そう言うな、どうだ黄金のキ○タマは見つかりそうか?」
「遊女になって、何人もの男と寝たけれど……ぜんぜんダメ、持続力ないんだもん……加減はしているけれど、着衣人類の男は軟弱ね。あたしの膣圧に数秒も耐えられない……まだ裸男の方がまし」
蘭花は股を開いて、襦袢の隙間から股間の性器をワザと見せつけながら言った。
「本当に黄金のキ○タマを持っているのは着衣人類の男だけなの?」
「基本的には、そうらしいな」
「光るキ○タマを見つけたらどうするの?」
「交渉して譲ってもらうとか……強引に引き千切るとか」
「ふ〜ん……そうだ、遊女仲間の中に変わった、妖女を見つけたよ」
「どんな?」
「絶対に客をとりたがらない、男と寝ない『尻目』って名前の遊女」
「ふ〜ん、妖女の中にもそんなヤツが」
その遊郭妖女『尻目』は、別の部屋で紫音と、のっぺらぼうから「なぜ、男と寝ないんだ!」と言い責められていた。
妖女『尻目』は泣き出しそうな顔で、紫音と先輩妖女の、のっぺらぼうに言い放つ。
「あたし、嫌なんです! 好きでも無い男の人に抱かれるなんて、愛の無いエッチするのが嫌なんです!」
「きゃははは……何、寝惚けたコト言っているのよ! あんたは男と寝るために、連れてきたんだからね。一人よりも二人の方が、黄金のキ○タマと遭遇する確率が高くなるんだからね」
「そんなコト言われても……嫌なものは嫌なんです!」
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