人形の館C〔傀儡遊園地〕完結


 秋は傀儡遊園地模型の屋根が外された『人形の館』の中で、セックスをしている響子をチラ見してから、女ピノキオに言った。

「あの館の中で交尾している、着衣人類の響子を操りから解放してくれないか……響子はオレの操り人形だから」

「そうだったんだ……なんとなく操っている時の感触が変だと思った。わかった解放するよ」

 秋は女ピノキオに質問を続ける。
「この遊園地のオーナーって誰なんだ? そいつが一番の黒幕なんだろう」

「ボクも詳しくは知らないんだけど……昔は『乙姫』って呼ばれていた時期もあったらしいよ……相当根性が悪いって評判の裸女だよ……今の呼び名は」

 女ピノキオがオーナーの名前を告げようとした……次の瞬間、どこからか発射された一発の銃弾が女ピノキオの眉間に炸裂して女ピノキオは、のけぞり倒れた。

 舌打ちする秋。
「チッ! 口封じしやがったか、もうちょっとで聞き出せたのに」

 秋が去ろうとした……その時、女ピノキオが上体を起こして撃たれた額を擦る。

「なんか額に当たった……そうそう、オーナーの名前だったね……性悪なオーナーの名前は」

 女ピノキオが名前を告げる前に、また銃弾が女ピノキオの額に命中して、のけぞり倒れる。

 そして、数秒後にまた女ピノキオは起き上がる。

「オーナーの名前は……ぐはっ」銃声が響き、額に命中する銃弾……倒れてまた起き上がる女ピノキオ。

「名前は……ぐはッ」

 撃たれ……倒れ……起き上がる……を、繰り返している女ピノキオに呆れた秋は、その場を離れた。

 そのころ……蘭花と銀牙は、やっと鏡の迷宮から脱出してゴールしていた。

「ふぅ……やっと出られた」

 安堵する銀牙の腰にしがみついて、フェラチオをしながら一緒に歩いてきたダーク蘭花が遠慮気味に言った。

「あのぅ……もう鏡の世界にもどっても、よろしいでしょうか? たっぷり、しゃぶらせていただいて満足しましたから」

「おっ、そうだったな……いいぞ、鏡の中にもどっても」

 ナメ続けていた銀牙のチ○ポを、少し名残惜しそうに擦りながらダークは銀牙から離れた。

「それでは失礼します……蘭花、また遊園地に遊びに来てね」

「ええっ……また……あれ? 空から何か金色のモノが?

 蘭花の足元に、落ちてきた金色の物体が転がる。拾って眺める蘭花。

「これってキ○タマ? 黄金色の睾丸!?」

 バラバラと雹〔ひょう〕のように降ってきて転がる睾丸を、銀牙が足で踏むと、黄金色の睾丸は脆く崩れた。

「どうやら、このキ○タマは、オレたちが探し求めているキ○タマじゃないな……ハズれか」

 蘭花が手の平の上で、キ○タマを転がし遊びながら言った。

「でもキラキラ金色に輝いていてキレイだよ……こんなにたくさんの、キ○タマ見たの初めて」

 銀牙の手が、蘭花の肩に伸びて蘭花の裸体を自分の方に引き寄せる。
 裸の蘭花と銀牙は、まるでクリスマスのイルミネーションを見る恋人のように寄り添って、キラキラと輝くキ○タマを眺める。

 なぜか、裸のダーク蘭花も銀牙のチ○ポを、擦りながら一緒にキ○タマを眺めた。

 黄金色のキ○タマを眺めながら、蘭花はふっと。

(誰か忘れている気がする?)

 と、首をかしげた……そのころ、響子は女ピノキオのマリオネット操作から解放されたはずなのに?、なぜか男の子との女性騎乗位セックスを「あぁん、あぁん……あたしはエッチなコトなんかしたくないの、操られて腰が動いているだけだから……はぁはぁはぁ」と、楽しそうな顔で続けていた。



傀儡遊園地】おわり


※作中に女秋が、食べ物を女性性器に押し込む場面がありますが、着衣人類のみなさんはマネをしないように……取り出せなくなる危険もあります。性器からの飲食はできません、性器はオモチャではありません!秋みたいに自分の性器をオモチャにして、遊ばないようにお願いします



[前戯へ][後戯へ]

16/24ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!