ニュルニュルの森B〔這いよれニュルニュル子さん〕


 ヘビが体に巻きついている刺青をした、裸の少女──ヌルヌル族の『ムベンベ』に案内されて、蘭花たちはムベンベの村にやってきた。

 村にあるムベンベの樹上の家に案内された、蘭花と銀牙にムベンベが言った。
「このヌルヌルの村では……男も女も全員裸、どこでもセックス、フリーセックス……ヌルヌル族、正真正銘の裸族」

 そう言ってからムベンベは、股を百八十度開脚すると、マ○コの肉ヒダを使ってグニュグニュと室内を動き回った。

 ムベンベがマ○コを擦りつけて通過した場所には、ナメクジが這ったような銀色のスジが残る。

 それを見た蘭花は(道に続いていた銀色のスジの正体はこれだったのか)と、納得する。

 村の広場へ目を向けると、屈強な体躯をした全裸の男たちが、地面にうつ伏せで寝転がり勃起して硬くなったチ○ポを地面に突き刺して、チ○ポ前進する練習をしていた。

 それを見た銀牙は(道に開いていた穴の正体はアレか)と、思った。

 ヌルヌル族の男たちの歩行練習を見ていると。突然、飛び上がって地面にチ○ポを激突させて口から泡を吹いて白眼で悶絶している、年齢が高校生くらいのヌルヌル族の男の子もいた。

 ムベンベが解説する。
「ヌルヌル族の男……チ○ポで歩くのが一人前の証し……硬さが不足しているチ○ポは、地面に刺さらなくて折れる……銀牙のチ○ポは硬いか?」

「オレのチ○ポは、鉄板に穴を開けるほど硬いぞ」

「それは、すごい! ヌルヌル族の英雄になれる……ヌルヌル族の女はマ○コを動かして、歩けるようになれば一人前と認められる」

 そう言ってムベンベは、自分のマ○コの肉ヒダをクチュクチュと、いじくり回す。

 蘭花がムベンベに質問する。
「教えてムベンベ、最初に『タコの人』とか訊ねていたけれど、アレってどういう意味」

 小陰唇を軽く引っ張りながら、ムベンベが答える。
「タコの神二号から、蘭花たちが訪れたらキ○タマ探しに協力するように連絡を受けていた……タコの神二号とヌルヌル族、友だち……いろいろと助けてもらっている」

「そうだったんだ……あの、樹液がヌルヌルしている男体と女体の、いやらしい樹木は?」

『ニュルニュルの樹』……密林の支配者、近づいた人間や動物を発情させて樹と交尾をさせて……種を植えつけてニュルニュルの樹に変える……あのまま交配していたら、樹木化するまであの状態が続く……ヌルヌル族は、耐性があるから近づいても平気」

「そうなんだ危なかった。裸族人類でさえ、虜にさせる植物が存在するなんて」

 その時、家の外にニュルニュルの樹の蔓を編んで作った。鳥カゴのような檻に入れられて吊るされた響子が、下着の中に手を入れてオナニーしながらムベンベに言った。

「はぁはぁ……お取り込みのところすみません……あたしだけなんで、檻に入れられて吊り下げられているんですか……はぁはぁ、なんかこの蔓から染み出てくる樹液の匂いを嗅いでいると。いやらしい気分になってくるんですけれど……はぁはぁはぁ」

「オマエは服を着ている……裸族仲間じゃない……オマエには子作りをして、ヌルヌル族の繁栄に貢献してもらう」

『子作り』と聞いて、響子の顔色が変わる。
「赤ちゃん作るんですか? あたしが? 誰と?」

「おまえの相手は、欠員が出たら決まる……あの檻を見ろ」

 ムベンベが示した先には、響子が吊られているのと同じ、吊られた蔓の檻の中で東洋人の小柄な女性と、強靭な体躯の黒人男性が樹上でセックスを開始した。

 黒光りする黒色のたくましい裸体とペニスを誇示している、黒人男性は小柄な日本人女性をヒョイと抱っこして言った。

「サアッ、気持チイイ……『マ○コ』シマショウ……怖クハ、アリマセーン」

 誰に教えられたのか、奇妙なイントネーションの日本語を喋りながら黒人男性は、自分の極太チ○ポを駅弁セックスをする形でズプゥゥと日本人女性の膣穴に押し込んだ。

「OH……黒人ノ太イ『チ○ポ』ガ、東洋人ノ『マ○コ』ニ入ッテシマイマシタ……ジョ、ジョージ

 黒人男性の太いペニスに突かれながら、小柄な日本人女性は「あぁん、あぁん、あふぁぁん」と、子作りの激しい喘ぎ声を発した。

 他にも別の檻の中では、東欧系の美少女や褐色肌のインド系美女が「あはぁん……あはぁん」と喘ぎながら、異なる国の男性に抱かれて喘いでいるのが見えた。

 ムベンベが言った。
「あの檻の中で、交配させている着衣人類の男と女は墜落した旅客機の乗客や乗員たち……この『ニュルニュルの森』のある地域には磁気が狂っている場所がある……その上空を飛ぶ旅客機は時々、墜ちてくる……これ天からのヌルヌル族への恵み、ムベンベのブーメランも旅客機の機体からの切り出し……落ちてきた旅客機の乗客、乗員は誰も死なない……その乗客と乗員の中から『ニュルニュルの森』に迷い込んで樹と交配している者を救出して村で交配させる……これ、森の恵み」

「どうして、そんなコトを」

「ヌルヌル族……限られた地域に住む森の部族……部族内だけで交配を続けていると、血縁が濃くなって良くない……だから、時々新しい血を入れる……ムベンベも母親は日本人」


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あきゅろす。
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