ニュルニュルの森@〔這いよれニュルニュル子さん〕
響子が乗ったリヤカーを、シャボン玉のようなバブルが響子ごと包む……宇宙空間に出ても、響子の体が簡単に破裂しないようにするためだった。
《それじゃ、ちょっくら宇宙空間に出るぜ……お客は気合いで気圧変化に耐えてくれ。な〜に、バブルシールドで包んでいても多少の空気漏れはあるってばよ》
蘭花たちは、タコ型宇宙船から船外に出て奇妙な世界が広がる地球へと向かった。
着衣人類の響子は口を押さえ、酸素が少しづつ宇宙空間に漏れ出してきている泡の中で、もがき苦しむ……いくら特殊な泡で保護していると言っても、着衣人類には相当キツい。
「ふぐぅ! グッグッグッ!」
気圧の急激な変化で体の穴から内臓が飛び出さないように、必死に穴を閉じて、リヤカーの荷台をバンバンと叩いている響子に、リヤカーを引いている源サンが言った。
《あと、もう少しで大気圏に突入するから、それまで気合い入れて。ケツやマ○コの穴を絞めて耐えな……ほらっ、大気圏に突入するぜ、今度は少し熱いぜぇ》
源サンと、裸族人類の蘭花と銀牙が、大気圏突入時の摩擦熱で真っ赤に燃え上がる。
響子もバブルの表面から伝わってくる熱を受けて、衣服が燃え千切れていく。
響子は、想像を絶する高熱に悲鳴を発した。
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
衣服が黒焦げのボロボロになって、ほぼ全裸状態になった響子の衣服が燃え残りから再生して元の衣服にもどった。
摩擦熱も冷めた、響子が源サンに不満をもらす。
「すっごく苦しくて、熱かったですよ……死んだらどうするんですか」
《でも、死ななかっただろう……江戸っ子にとっちゃ、あの程度の熱さなんざ朝風呂の屁でもねぇ》
「三代続く江戸っ子だって、あんなに熱い風呂には入りません……煮えます」
《ちっちぇコトをガタガタ言うねぇ……見てみな、でっけぇ密林が眼下に広がっているじゃねぇか》
源サンの言葉通りに、眼下には濃緑色のジャングルが広がっていた。
一行はジャングルが少し開けた草原に着陸する。
響子がリヤカーから降りると、源サンが言った。
《また、別の場所に行く時は迎えに来てやるぜ……それじゃあな》
源サンが去っていくと、蘭花は周囲を見渡す……危険な猛獣が潜伏している気配はなさそうだ。
「銀牙、触手洞窟ってどっちの方向にあるの?」
「ちょっと待て、オレのチ○ポレーダーで探すから」
銀牙がビンビンに勃起したチ○ポで位置を探る、ある方向にチ○ポを向けた時……ビククッとチ○ポが跳ねて反応した。
「キ○タマ反応あり……たぶん、あっちの方向だ」
「銀牙の、チ○ポ直感を信じる」
蘭花たちは歩きはじめた。草原を抜けると、目の前に密林が広がり、密林の中を突き抜けるように小道が続いていた。
響子が等間隔で道に開いた穴と、巨大なナメクジが這ったような銀色のスジが残る道を見て響子が言った。
「この道、人の手が加えられた痕跡がある? 誰か住んでいる人がいるの? あの穴、杭とかを抜いた跡」
片足を上げた蘭花が、マ○コ丸見えで構える。
「さぁね、何が出てきても裸族人類は無敵よ」
ジャングルの道を進んでいくと、木々の様子が次第に変わってきた。
頭上から蔓が垂れ下がっている樹が増え、樹皮の表面がヌメヌメとしている樹が道の左右に並ぶようになってきた。
「なんか不気味な樹ですね……あれ? あの樹人の形をしている?」
近づいてみると、それは樹の幹に背中側を埋め込まれたような格好で。裸の女性が直立不動の姿勢で立っていた。
まるで木彫りされたような女体の表面は、ヌメヌメとした樹液で被われ。
股間にはポッカリと超前付きで女陰のような穴が開いていて、ヌメヌメとした樹液が穴から垂れている……まるで女の蜜のように。
穴の周囲には虫が集まって女の樹液をナメてた……女体樹の隣には男体樹、その隣にはまた女体……と、いった感じで順番に女・男・女で並んでいる。
「なんか、いやらしい形の樹ですね……あッ、銀牙さん、チ○ポの先端を樹の穴に入れて何をするんですか?」
「決まっているだろう……具合を確かめるんだよ……穴があれは入れたくなるのが、裸族人類の本質だからな……ふんむッ」
銀牙はズニュと、チ○ポを樹の穴に押し込んで抽送を開始した。
「おぉッ、この樹のマ○コ、なかなか具合がいいぞ……蘭花も男の樹でやってみろよ」
「うん、わかった」
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