膣が、あたしはA
隊長タコが女体盛りされた女性の肉体を弄びながら、軍医タコに言った。
「ほらっ、見つかったじゃないか……キ○タマがある場所」
「安易な展開ですけれど……見つかりましたね。蘭花と銀牙に探しに行かせますか……冒険に出るには、少し準備する時間が必要ですね」
「『どこでもホール』を使って、その場所に直接行って探せば簡単に見つかるだろう……わざわざ、そんな苦労しなくても」
「楽して得たモノに価値なんてありませんよ……労なくして達成感は得られません。それに冒険するコトで発見したり、新たに得られるモノもありますから……楽した生物に進化なし。苦労するところは苦労しないと」
「そんなモノなのか」
軍医タコが蘭花と銀牙に言った。
「三時間後くらいに出発します……蘭花、銀牙、それまでにセックスを終わらせなさい」
女性騎乗位で白い翼を出して裸体を上下させている蘭花が、喘ぎ声で返答した。
「あぁんッ……あぁん、あぁん……は、はい、タコ神二号さま。それまでにセックスを終わらせます……あぁん、あぁん」
軍医タコが気持ちよさそうに交尾している、蘭花を眺めながら呟く。
「それにしても蘭花も、最初のころに比べると、ずいぶんと淫らな裸族人類のメスに変わってきましたね……火葬場で着衣人類から裸族人類に進化したころは、裸で外出するのに少し抵抗を示していましたが……今ではコンビニにも、真っ裸で平気で行けるようになりました。これはなんとしても同時タイミングで絶頂できるようにしないと……改造以外の方法で」
三時間後……また絶頂タイミングが合わないセックスが終了した、蘭花と銀牙は床に裸体で直座りして軍医タコの指示を待つ。
軍医タコが言った。
「この世界は多種多様な国や地域が混在しています……巨人の国や小人の国もあります、この世はでっかい宝島……ひと繋ぎの宝物〔ワンピース〕が隠されています」
隊長タコが軍医タコに訊ねる。
「ところで軍医、部屋の隅にいるアレはなんだ?」
隊長タコが触手腕で示した先には、銀色をした円筒頭で、円筒ボディで手足が細く……鉢巻きとフンドシをしたロボットがキセルを吹かして座っていた。
「もう少し後で説明します……黄金のキ○タマ探しには、着衣人類の響子も同行させましょう」
「着衣人類を? なぜ? あの子はクラゲ側裸族人類に、時々操られるんじゃないのか?」
「だからですよ、クラゲ側裸族人類の近くに居るより蘭花の近くに居た方が『チンチン君・金剛』を装着した蘭花でコントロールを解きやすいですから……どうせ、クラゲやイカやウニの裸族人類も願いが叶う『キ○タマ』を狙ってくるはずですからね」
「そうか、軍医の考えに従おう……響子を呼び寄せるのか? どこでもホールを使って」
「そのつもりです」
軍医タコが空間に楕円を描くと、その箇所がポッカリと穴が開いて別の空間と繋がった。
タイル貼りの壁と湯気と見え、女性の喘ぐ声が聞こえてきた……軍医タコは、どこでもホールの中に触手を伸ばして、入浴中の響子を引っ張り出す。
股間に両手を当てた全裸姿で、自宅の浴室から宇宙船内に空間を越えて引っ張り出された響子が、胸元と股間を手で隠して言った。
「きゃあ!? いきなりなんですか? お風呂場で気持ち良くオナっていたのに」
「お楽しみのところ悪かったです……実は響子にも協力してもらいたいコトがあるので」
軍医タコは、願いが叶う『七つのキ○タマ』の伝説を響子に伝える。
響子の顔が嬉々とした表情に変わる。
「キ○タマを探すんですか? でも、空を飛んで移動できない、着衣人類のあたしなんか足手まといになるんじゃ」
「大丈夫ですよ、そう思って響子を運んでくれる人物を呼んであります……源サンです」
軍医タコの言葉に部屋の隅で座っていた、銀色のレトロ・ロボットが吸っていたキセルの頭を自分の頭にカーンと打ちつけた。
《おうっ、源サンでぇ! 海の底でも地の果てでも、リヤカーに乗せて運んでやるぜぇ》
響子がキョトンとした顔で源サンに頭を下げる。
「はぁ……よろしく、お願いします」
「これで、出発の準備は整いました。キ○タマの場所を探索できる『キ○タマレーダー』みたいなのがあればいいんですが、世界中のキ○タマの数が多すぎて」
蘭花が軍医タコに訊ねる。
「それでタコ神二号さま、あたしたちは最初にどこへ向かえば?」
「最初に向かうのは……」
軍医タコは地図のボードに向かって、手にしたダーツを投げつけた。
【この続きはアンケートの結果次第……いったいどこへ行くのか?を決めるのはあなたのアンケート投稿で決まります】
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