男を欲するとすれば、まず男に騎乗してみせよA【合成裸族人類】M1号誕生


 機器を操作している、ドクター・エロが言った。

「万能細胞を使って作成した、各パーツの結合も今のところは拒絶反応も起こらずに、順調のようだ……さすが、タコ側裸族人類の遺伝子細胞……最後のパーツを組み込めば完成だ」

 水槽の上部が開き、別の小型水槽に入っていた、女の生首がマニュピレーターハンドで培養液の中から取り出される。

 首の断面にコードやチューブが接続された生首は、体が浮かんでいる水槽の中に移され。

 頭と胴体に繋がっていたコードとチューブが、マニュピレーターハンドで外される。

 ドクター・エロが、マッドサイエンティストらしい口調で呟く。

「さあっ、胴体と頭を合体させるぞ!」

 まるで玩具の変形ロボットで遊んでいるような感覚で、女体に首がキュッキュッといった感じでネジ込まれ……マニュピレーターハンドで縫合されて、一体の裸族人類が完成した。

 水槽の中に浮かんでいる裸の女性を、完成記念に撮影するドクター・エロ。

「さてと、これだけでも完成だが……なんとなく物足りないな、やっぱりここはマッドサイエンティストの王道で女体に電流しょ」

 エロが電圧機のレバーを下げると、水槽の中に電流が流れ、女体がビクッンビクッンと液体の中で痙攣する。

 水槽の中で目覚めた女体の口から、水泡が出て揺れる水面に上昇していく。

「がはっ!? はがぁぁ?」

 水槽の中で悶えている女体をエロは、ポテトチップを食べながら眺めた。


 数十分後……水槽から自力で這い出てきた、合成裸族人類の女性は、裸で椅子に座り少し不機嫌そうな口調でエロに言った。

「ひどいですよ誕生したばかりで、ワケもわからない女の子の体に電流を流すなんて……黒コゲにでもなったら、どうするんですか」

「わりぃ、どうしてもやってみたかったから……電流を流されても平気だったろう」

「そりゃあ、裸族人類ですから……あのぅ、あたし誰なんですか? いろいろな記憶が混ざりあっていて、はっきりしないんですが」

「そうだなぁ……とりあえず【M1号】とでも名付けておくか……オレのコトは、エロさまと呼べ」

「わかりました、エロさま……それで、あたしなんのために誕生したんですか?」

「オレの趣味で作ってみた……ガレージキットのフィギュア人形を組み立てて飾るようなものだ。M1号、おまえはオレの生きているオモチャだ」

「はぁ? あたしエロさまのオモチャなんですか? まぁ、別にそれでもいいんですけれど」

 人間を玩具として組み立てて遊ぶ……やっぱり、ドクター・エロは生来のマッドサイエンティストだ。

 エロがM1号に言った。
「それでは完成した体の各パーツ説明をしよう……椅子から立て! M1号!」

 ドクター・エロがラジコンの操縦器のようなモノを取り出して操作すると、M1号が立ち上がって言った。

「あのぅ、エロさま……そんなコトしなくても、あたし命令されれば立ちますけれど?」

「その場の雰囲気だよ……基本的な体のベースはタコ側裸族人類のメスから作ってある。まずは、その頭と顔は後に『氷の裸族人類』と呼ばれる。タコ側裸族人類の中でも一番美人だと言われている【氷華】の顔だ」

 M1号が自分の頬を撫でる。

「その顔を撫でている腕は、タコ側裸族人類の中で一番の武闘派と呼ばれている【せつな】の腕だ……エネルギー弾を発射できるぞ」

「戦闘以外には役に立ちそうにない能力ですね……この胸は?」

 M1号が形がいい美乳を揉み回してから、乳首を引っ張りながら言った。
爪弾くは淫らな響き……あっ、はぁ〜ん……乳首をいじくったら、口から勝手にセリフが?」

「その胸はタコ側裸族人類一番の美乳……『音の裸族人類』【音羽】の胸だ。ヘソとウェストのクビレ具合は、オレが以前製作したウニ側初裸族人類【ウニ子】のクビレを移植してある」

「それじゃあ、このお尻は?」

 M1号は、ドクター・エロの方にヒップを向けるとセリフを発しながら〔ピシャッ〕と平手でヒップを叩く。

ピンクのお尻はエッチな印〔ピシャッ!〕エロエロフレッシュ……あぁ、また勝手に口が変なセリフを!?」

「尻はタコ側裸族人類の海洋型裸族人類【真魚】の美尻だ……どうだ、自分の体にそそられるだろう」

「ええっ、少し……では、いよいよ一番重要な部分を確認します」

 M1号はマ○コの肉ヒダを、開化させるように指先で押し開く。

淫らに濡れる一輪の花〔くぱぁ〕……この、いやらしいマ○コは誰のマ○コなんですか?」

「鋼鉄のマ○コと称された、タコ側裸族人類【陽子】の最強マ○コだぁ!!」



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あきゅろす。
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