なにがどうしてこうなった?B歴女?ジャクリーン・オー・ランタン

 片方のキ○タマが袋の中で輝きを放ち、同時に四方八方から光の筋がタコスケのキ○タマに集まってきた。
「おおおおぉぉぉぉッ!? キ○タマにパワーが満ちてくる」
 タコスケのペニスが、アナログ時計の時針のようにグルグル回転をはじめた。


 時同じくして『動物半島』……闘う黒い狼、バトラッシュは睾丸を押さえて床をのたうち回っていた。
「キ○タマが、秘孔を突かれて破裂するみたいに痛てぇ!! ぐはぁ!」
 バトラッシュの玉から発射されたキ○タマエネルギーは一条の光りとなってタコスケの股間に引き寄せられるように飛んでいった。


 さらに同刻『エルフ村』……エルフの女村長はスカートの上から股間を押さえて、恍惚とした表情で地面に座り込んでいた。
「玉が痛い……キ○タマが破裂するみたい……でも気持ちいぃ、あぁぁ」
 エルフ村長の股間からも高濃度のキ○タマエネルギーが、タコスケがいる『歴女台地』に向かって飛んでいく。
 蓄積していたエネルギーが抜けたキ○タマは塩漬けされた梅干しみたいにシワシワになって縮んだ。


 キ○タマエネルギーの吸収が終わると、メカキ○タマが喋った。
《エネルギー充填完了……キ○タマボールが本稼動しました》
 タコスケの玉が激しく振動して裸女の存在を知らせる。
 目を向けた先に、市場で買い物カゴを提げてカボチャを買っている、頭からオレンジ色のカボチャランタンを被った、一人の裸女が目に留まる。

 カボチャ頭裸女の周囲には、赤いラインのサークルが現れた。
(百鬼姫のエロパーツを、持っているかも知れない四十八体の裸女だ!! いったい何の歴女なんだ?)

 タコスケの片方の股間袋がライチの果肉を押し出すようにパカッと開く、タコスケは手にしたキ○タマを頭上に掲げて、カボチャ裸女に投げつけようとした。

 カボチャ裸女……『ジャクリーン・オー・ランタン』が、タコスケの握っているキ○タマを指差して言った。

「その手にしたキ○タマを、どうするつもり?」
「いやぁ、投げつけようかと」
「どうして?」
「改めて、そう聞かれると悩む」

 タコスケがキ○タマをつかんでいた手を下げると、タコスケと百鬼姫のお腹がグゥゥと鳴った。
 二人は昨夜から何も食べていない、ジャクリーンがカボチャの中でクスッと笑う。
「あたしの家に来ない、すぐそこのお城アパートの一室なんだけれど……作り置きした、パンプキンパイがあるけれど」

 空腹だった二人はとりあえず、カボチャ裸女の家に招かれて馳走になることにした。
 食事が終わって一息ついたタコスケに、ジャクリーンが聞いてきた。
「で……どうして、あたしにキ○タマを投げつけようとしたの? 何か理由があるんでしょう、困っているなら相談に乗るわよ」

 タコスケは、百鬼姫の境遇と四十八体の裸女を探して、百鬼姫の体に、奪われたエロパーツを取り返す旅をしているコトを語った。
 タコスケの話しを聞き終わったジャクリーンの、カボチャをくりぬいた口と目から水が溢れてきた……どうやら、カボチャを被ったまま泣いているらしい。

「数奇な運命の姫さまなのね……わかった、あたしの体で役に立つなら協力する」

 カボチャ女は裸体を寝具の上に横たえて言った。
「さあ、あたしの体を好きなだけ弄んでイカせて……あたし自身は百鬼姫のパーツを分配されている自覚は、まったく無いんだけれど……それで、姫さまの体に快感がもどるのなら」

 タコスケはジャクリーン・オー・ランタンの体を触り、愛撫する……胸から腹、内股を往復してタコスケの手が愛撫する。
「あ──ッ、そこそこ感じるぅ……あふぅぅぅぅ」

 股間に手を差し込まれ、ヌチュヌチュといじくられる。ジャクリーンの愛液がタコスケの指先に絡まる……じゅくっ、くちゅくちゅ。

 ジャクリーンがタコスケから肉体を弄ばれて、大きく腰を上下させている光景を見ていた百鬼姫の手は自然と自分の股間に伸びて、気がつくと自分も股間をまさぐっていた。

 ジャクリーンの腰が大きく寝具から浮かび、頭と爪先でブリッジした体勢になった……カボチャ女に絶頂の瞬間が訪れる。
「あッ、あッ、あッ……いくッ、いくぅぅぅ!!」

 ヒップを支点にV字姿勢になった、ジャクリーン・オー・ランタンはビクッビクッと体を痙攣させて絶頂した。
「はふーっ、気持ち良かったぁ」



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