なにがどうしてこうなった?@〔エルフの村にて〕

 綿毛の実のような胞子が舞う小屋の中で、我美が言った。「この命名した新種の菌類……『タマ菌』は、キ○タマの樹に付着していて偶然に発見されたモノっす。まだ研究段階で培養中っすが、納豆菌とか乳酸菌の代用発酵菌としてエルフ村の名産に利用できないか……いろいろと試している最中っス……『キ○タマ納豆』とか『キ○タマヨーグルト』が作れたら最高っすね」

 我美は男根キノコのように突き出た菌糸キノコと、睾丸のように丸くなった菌糸塊を、もぎ取って眺めた。
「このチ○ポキノコと睾丸菌糸玉も、今後の研究では食用になるかも知れないっス」
 我美はエルフ村長が押さえている、股間を指差して言った。

「エルフ村の収益源は、村の随所から発掘される黒歴史の古代のMS〔モビルスーツ〕裸女と。エルフたちのクリトリスで養殖されているクリ真珠で、主体に成り立っているっス」



 股間を押さえながら、エルフ村長が言った。
「村で自主製作された、アダルトエロビデオ作品の『エルフ凌辱シリーズ』の人気も、一時の盛り上がりで終わってしまって収益も減ってしまいました」

「常に新しい村の収益を考えていかないとダメっす……クリ真珠の発育状況と、着床したキ○タマの具合を見せるっス」

 エルフ村長がスカートをめくり上げて股間を見せる。
 覗き込んだエルフの股間には真珠色をして濡れ光るクリトリスと、小陰唇の両側に一個づつキ○タマの膨らみがあった。
 我実がクリトリスを触ると、エルフ村長は身悶える。

「あふぁぁ……そ、そこは……あぁぁ」
「だいぶ成長して、大きくなってきたっすね……そろそろ収穫するっす」
 我実がクリトリスを皮から押し出すように触ると、クリ真珠がコロッと皮の中から我実の手の平に転がり出てきた。

「あひぃぅぅぅ」
「また核をクリトリスに埋め込んで、クリ真珠を養殖するっス……クリ真珠の養殖は、採取するまでの期間が長くて効率が悪いっス」

 次に我美は、二つの睾丸を握る。エルフ村長は普通の女性では体験できない、キ○タマを握られるという奇妙な感覚に短い悲鳴を発する。

「ひっ!?」
「このキ○タマは、嵐の夜にタマ菌培養している小屋の一部が壊れて、空中に拡散した胞子が着床したモノっす……キ○タマの種子がどんな基準で着床する人体を選んでいるのかは、まだわかっていないっス」

 我美は数人のエルフ女性を培養小屋に入れて、スカートをめくり上げさせ。彼女たちのノーパンの股間にタマ菌の着床実験を行った。

 その結果、村長を含む数名がキ○タマを着床させ。他の者にはキ○タマの膨らみができなかった。
「着床したエルフの中には、個体差で四個も玉ができた者もいたのに……不思議な菌類っす」

 我美は裸族人類特有の、お腹の袋からメカニックな球体を取り出す……それは着色されていない、銀色球体だったが。
 タコスケの股間に移植されたモノと似ていた。

「着床したタマ菌糸キ○タマから、キ○タマエネルギーが出るコトがわかって。そのエネルギーを有効利用できないかと考えて、二個ほど試作してみたのがこの『キ○タマボール』っス……ノーミン谷で、この玉を使うのに適任な男の股間に奇遇にも収まっていたっス……あのタコ人類の男、ボクの考えた計画に利用できそうっス」

 そう言って我美は、エルフ村長のキ○タマを強く握りしめ、女村長は悲鳴をあげた。
「ひッ!?」



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