新人類はタコの交尾を見るか?Bノーミン谷のノーミン族娘
 
 変態女神が毒沼に姿を消してから、しばらくして……口から墨混じりの白い泡を吹いて気絶しているタコスケに、近づく者たちの気配があった。

 小枝を踏み折る音にタコスケの意識が微かにもどる。近づいてきた者たちの話し声が聞こえた。

「死んでいるの?」
「ううん、息はしているみたい」
「頭がタコの人だね……チ○ポ立派だね、玉おっきい」
「みんなで、チ○ポ触ってみようか……刺激を与えたら意識をとりもどすかも知れないから」
「そうしましょう」

 目を閉じているタコスケは複数の手で、陰茎を弄ばれているのを感じた。
「わぁ、固くなってきた……なんか透明な汁も出てきた?」
「あたし、これ知っている『男の我慢汁』って言うんだって」
「ガマンしているの?」
「違うよ、男の人が気持ち良かったり。興奮した時に染み出てくるの」
「わぁ、女の子の愛液みたい……もっとしごいてみようよ」

 タコスケのチ○ポが、しゅこしゅこと手コキされる。
 タコスケは腰を少し浮かせて呻き声を発した。
「うぅ……んっ」

 次の瞬間、タコスケの肉竿がビクッビクッと反応して、勢い良く精液が迸った。

「きゃあぁ!? なんか噴き出した!?」
 小枝を踏み折る音が聞こえ、タコスケのぺニスで遊んでいた者たちが、一斉に木陰に隠れる。
 上体を起こしたタコスケが、樹や茂みの中に隠れた者たちに向かって言った。

「驚かせてごめん……大丈夫、怖くないよ。毒じゃないから」
 タコスケの言葉を聞いて隠れていた者たちが出てきた。
 現れたのは等身の二足歩行をする灰色のカバのような生き物たちだった。

 二本足で歩くカバのような生き物が、タコスケに話しかける。
「その白いモノ、本当に危なくない? 毒液じゃないの?」
「違うと思う、なめてごらん……おいしいよ」

 顔を見合わせたカバたちは、うなずいて首の後ろに手を回す……ファスナーが下ろされる音が聞こえ。灰色カバの中から裸の女の子が出てきた。
 着ぐるみを脱ぐように、腰の辺りまでカバを脱いだ女の子たちがキャピキャビと、タコスケの周囲に群がる。

「君たちは?」
「あたしたちは裸女の妖精……ノーミン族、ここは平和な『ノーミン谷』……白いミルク、なめさせてぇ」

 ノーミン族の女の子たちは、タコスケの裸体に飛び散った白濁の体液をナメはじめた。
 胸から腹部……下腹部から、太股までナメ回されていく。

「んん……ペチャ……おいしい……チ○ポも、なめて綺麗にしてあげるね」
「あたしもチ○ポ、なめたい」
「あたしも」
 ノーミン族の女の子たちは、タコスケの肉竿に競うように舌を這わせた。

 体液をすべてナメ終わった娘たちは、興味深々にタコスケに質問する。
「どこから来たの? どうして頭がタコなの? どうしてキ○タマが大きいの?」
 タコスケは創造主に創造され、仲間を惨殺され、沼の女神に無理矢理にキ○タマを移植されたコトを語った。

「ふ〜ん、それは災難だったね……そのタコ頭、もしかしたら人間の頭に変わるかも知れないよ」
「どうやって?」
「お父さん〔ノーミンパパ〕が言っていた、ミミックオクトパスっていう化けるタコがいるんだって……同じタコなら化けられるんじゃないかな? イケメンをイメージすれば」
「やってみる」

 タコスケは目を閉じてイメージする……八本の触手がウネウネと蠢く。タコスケの頭がイケメンに変わる。
 ノーミン族の娘たちの口から、いい男を見た時のタメ息が 漏れた。
 この時、タコスケは自身は気づいていなかったが。タコスケのイケメン顔は、光学屈折と認識心理によって、見る人が一番イケメンだと思う理想の顔に見えていた。

 ノーミン族の娘の一人が、イケメン裸体に変わったタコスケのキ○タマを指差す。

「キ○タマの皮剥いてみて、お母さん〔ノーミンママ〕が言っていた……この世の中には、キ○タマみたいな形の果物もあるんだって。もしかしたら、チ○ポの皮みたいに剥けるかも知れないよ」

 タコスケは指摘されるままに、睾丸の皮を剥こうとする。
 金と銀が混ざり合ったキ○タマを押し込まれた方の皮は剥けなかったが。

 機械的な玉を押し込まれた方は、ライチの皮を剥くようにスルッと剥けて、中からキ○タマボールを取り出すコトができた。



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