巨人解放作戦A〔エデンの巨人〕

 朧女の母親とディロックのセックスを眺めていた響子は……いつの間にか白日夢の世界に移行していた。

 白日夢の中……響子は、豪華な屋敷の寝室に立っていた。響子の隣には、なぜか腕組みをした土門カシスが意味深な笑みを浮かべながら立っている。

 ベットの上では60年代裸女の機械裸女『ロボット裸女・エス』が裸で横たわり股を開いて微笑んでいる。



 エスが微笑む先には品が良い中年男性が、裸で立っている。エスと同じ肌色の機械体をした機械裸男だ。

 生々しいマ○コを指で拡げて、男性を迎え入れるような口調でエスが言った。
「お父さま……きて、熱くて濃厚なエナジーをお父さまの股間にあるノズルから、わたくしの給油口に注いでください」

 エスの父親は、躊躇することなく娘に近づいて重なると、ペニスをエスの膣穴に押し込んだ。

 腰を動かして実の娘に抽送をする機械裸男の父親……ぐぢゅぐぢゅぐぢゅ

 ロボット裸女エスは、喘ぎながら実父の『ファザー』に、両足を絡め抱きつく。
「あッ、あッ、お父さま……幸せですわ。エスはこうやって、お父さまから高濃度のエナジーを注がれている時が一番至福の瞬間ですわ……ドクッドクッと、お父さまのノズルから、わたくしの給油口に注がれていますわ……あぁぁぁ、んッんッ」

 その様子をなぜか響子は、間近で見ていた。
 響子がエスに白日夢の中で質問する。

「実の親子で、いったい何をしているんですか……それって【近親相姦】ですよ」
「はぁはぁ……ちがいますわ、これはエナジーの注入ですわ……わたくし、ロボット裸女エスは月に一回。こうして、お父さま〔ファザー〕から密かに愛してもらいますの……エナジーの充填が終わりましたら、リラ博士から頼まれた『巨人成長促進液』輸送タンクローリーの護衛に向かいますわ。わたくしたち70年代裸女とリラ博士は、それなりの縁で繋がっていますの、リラ博士の頼みは断れませんわ……あはぁぁ、お父さま、わたくしの膣穴から、お父さまの白いエナジーが溢れていますわ!」


 父親にしがみついて腰を振っているエスの姿が、次第に霧の中に消え……響子は鉄扇を回して飛んでいる女将ニッポンの呼びかけで、現実世界にもどってきた。
「どうしたの? ボーッとして。ほらっ、傀儡遊園地が見えてきたわよ」
 女将ニッポンたちが進む前方に、腰に手を当てて偉そうな表情で立っている、乙姫の全裸巨像が中央に建てられたテーマパークが迫ってきた。


 女将ニッポンたちが『傀儡遊園地』に近づいていた頃……遊園地の地下では、巨大な倉庫のような空間に創造主とリラ博士が、あるモノを見上げていた。

 創造主が言った。
「ひょひょひょ……順調に成長しておるわい」
 創造主に続いてリラ博士が言った。
「最初は心配したが、人工細胞への異種遺伝子三種の移植融合は今のところ拒絶反応も起きずに成功したようだ……この段階で怪獣並みの大きさまで成長した」

 創造主とリラ博士の視線の先には、巨大な裸女が背中側が液体に満たされた、浅いプールのような場所で、両足をM字開脚した格好で横たわっていた。

 その巨大裸女の乳房の間には、ウルト●マンのようなカラータイマーが付いている。
 そして裸女の顔は響子の顔をしていた。
 ウルトラ戦士のような赤い筋の模様が裸体に走る、巨大響子の顔には目の下から顎に向かって、涙が流れたような赤い筋模様があった。

 創造主が言った。
「それにしてもリラ博士の発想には感心するわい、儂はエデンの園を支える巨人は東西南北で四体の女巨人を配置する計画だったが……エデンの園を一体で支える『巨人アトラス方式』を採用するとは」

 巨人アトラス、それはギリシャ神話で、天を一人で支えているとされている巨人族だ。

 リラ博士が言った。
「球面に乗せた、ディスク状のエデンの園を、東西南北の四点で支えるとなると、とてつもない大きさの巨人が四体必要になるからな……中心で一点支えなら、巨人の大きさも四点支えより小さくて済む」

「それにしても『触手洞窟』で成長させている巨人と瓜二つの娘と遭遇した時は、驚いたわい」
「おそらく、その着衣人類の娘の遺伝子が、闇遺伝子ブローカーから購入した遺伝子だったんだろう……『従順な性質の着衣人類の遺伝子細胞』が、こちらの希望遺伝子だからな」

 そう言ってリラ博士は、響子の顔をした巨人の股間にある巨大女陰を眺めた。



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