『となりのオナくん』B 横●さんと、となりのオナくん

 やがて、オナくんの喘ぎ声が聞こえなくなった。
(アレ? 静かになった? オナニーやめちゃったのかな?)

 となりを見た横●さんは仰天する。オナくんは椅子の上で裸体を屈めて、自分のペニスをしゃぶろうとしていた。

(まさかオナくん……自分で自分のモノをフェラチオしようとしている!? ムリだよ、オナくん、背骨痛めちゃうよ)

 オナくん、は横●さんが無謀すぎる体位を心配している中、チ○ポの先端に向かって必死に口を近づける。
 となりで見ている横●さんの、握った手の平にも思わず汗が滲む。

(もう少しでチ○ポに口が届くよオナくん、頑張れオナくん!! そこで舌を伸ばして!! やったぁ! オナくんの舌先が尿道口に届いた!!

 オナくんは、さらに体を丸めて、口の中に最大勃起したペニスを三分の一ほど入れると。
「ウグッ……ウグッ」と、頭を動かして※自己フェラチオを開始した。
 横●さんは、自分のモノを夢中でフェラチオをしているオナくんを、どこか尊敬を含んだ眼差しで眺めながらも。

(オナくん……その情熱、別の事柄に向けた方が有意義だと思うよ)と、思った。

 次の授業中もオナくんは、オナニーをしていた。普通に手でしごいている、オナくんに横●さんは首をかしげる。

(アレ? 普通のオナニーしている……オナくんらしくないなぁ? まっ、いつかの授業中みたいに、尿道口に竹串を生け花みたいに刺していく、見ている方の心臓に悪い※『尿道オナニー』よりはいいけれど)

 オナくんのオナニーを見ていた横●さんは、奇妙なコトに気づいた。
 時々、オナくんは椅子から腰を浮かせて座るような仕草をしながら、オナニーを続けていた。

 オナくんが少し大きめに腰を浮かせた時……椅子とお尻の間にピンク色をした数珠のようなモノが見えた。

(今、オナくんのお尻のところにピンク色の物体が? まさか?)
 オナくんが腰を浮かせたり沈めたりするたびに、椅子に取り付けられた数珠のような物体が出入りして、オナくんの口から「おッ、おッ」という声が漏れる。

(アレってまさか!? アナルパールの類い? そう言えば休み時間にオナくんが手にしているのを見たような記憶が……オナくん、休み時間中に、お尻の穴に異物を仕込んだの?)

 オナくんのアナニーを見ていた横●さんの手は、いつの間にか自分も下着の上から性器を触って……となりのオナくんと、相互オナニーをしていた。

(んんぁ……こんなの変だよ、オナくん……オナくんが真面目に授業受けないから、あたしまで釣られオナニーしちゃっているよ……んんんッ)

 横●さんは、その後、となりのオナくんと授業中に仲良くオナニーで絶頂した。

 次の授業時間、猛反省をした横●さんは、オナくんのオナニー阻止作戦に出た。
(このままじゃいけない!! オナくんのオナニー癖を止める立場のあたしが一緒に、オナっているなんて)

 オナくんが自分のチ○ポを触ろうとすると、横●さんの方角からスゴい勢いで輪ゴムが飛んできて、オナくんの手やチ○ポを叩く。

(この授業時間は、オナくんにオナニーをさせない!!)
 オナくんは、下敷きで飛んでくる輪ゴムを防いだりしていたが……やがて、授業中オナニーを諦めたのか。両手を机の上に出して授業を受けはじめた。

 横●さんは、この瞬間初めて、オナくんのオナニーをやめさせるコトができた勝利を実感した。
(やったぁ! これでオナくんの授業中にオナニーをする、悪癖が無くなってくれれば……)

 横●さんが、そう思った時……オナくんは、椅子に座ったまま腰を前後に動かしはじめた。

(???)
 横●さんがオナくんの机の下を覗くとオナホール〔オナホ〕が、いつの間にか机の下に貼り付けられていた。

 横●さんの全身から、ドッと意味不明な敗北感と虚脱感が溢れる。
(そこまでしてオナニーをしたいの……すごいよ、オナくん……もう知らない)

 横●さんは、オナくんを無視して、黒板の文字をノートに書き写した。



※印のオナニーは裸女や裸男や裸族人類だからこそ可能な技です、着衣人類のよゐこのみなさんは決してマネしないように。



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