宝貝の脅威UB『被虐快感鞭』

「あねさま、チ○ポ満タンです……ぎっしり詰まって重いです」
「別の空ヒョウタンを用意しないとね……それじゃあ、乙姫の献体男子の秘められた被虐性を開花させるとしますか」

 女金角は枝分かれした小枝のような鞭〔ムチ〕を取り出した。女金角が説明する。
「この宝貝の名前は『被虐快楽鞭』……着衣人類専用の宝貝、秘められた被虐〔マゾ〕性を引き出して、真性マゾに開化させる宝貝……それっ!」

 女金角が鞭〔ムチ〕で軽くピシャと乙姫の男体を叩くと、乙姫の全身に電流のような快感が走り、思わず声が出る。
「あはぁ〜ん」

「それっ、それっ」ピシャ、ピシャ。
 叩かれるたびに乙姫の肉体に、マゾ気が高まっていく。

「うくぁ……あッはぁん」
「ふふっ……意識を移す男体の選択を間違えたみたいね、その男体ではあたしたち姉妹には勝てないわよ……さあっ、肉体と同化して真性マゾになりなさい、それっ!」

 乙姫の目が被虐の快感に恍惚となる……何度目かの叩きを受けた時、乙姫の口から大きな喘ぎ声と乙姫にとっては屈辱的な言葉が漏れた。

「あぁぁぅ……気持ちいぃ……もっと、もっと、ご主人さま」

 自分の口から漏れは『ご主人さま』という言葉に、ハッ! と、して我をとりもどす乙姫。

(あたし、今、この女に『ご主人さま』って言った……マズい!! このままだと、本当に真性マゾに変えられてしまう……ここから逃げないと……でも、この快感は肉体の方が求めて、あはぁぁん)

 乙姫の気持ちとは真逆に、鞭打たれる肉体は高まる快感にゾクゾクしていた。銀牙に続いて乙姫も陥落した。

「あはぁぁん……あたしは、卑しい雌豚です……ご主人さまの奴隷になり……」

 乙姫が奴隷契約の言葉を言って、真性マゾに堕ちる寸前……タイマー予約しておいた『場所を瞬間移動できるヌイグルミ』が、空中に現れて柄が長いハンマーを乙姫に向かって振り下ろす。

 +型の目をしたヌイグルミが愛らしく言った。
《乙姫、時間だよ》
 乙姫の男体とヌイグルミは開いた穴に落ちるように消え、穴が閉じる。

 舌打ちをする女金角。
「チッ、逃げられたか……まぁいいわ、裸族人類の男、一体を捕獲して。根性悪で性悪の乙姫を撃退できたから……銀角、祝杯よ百年熟成させた『チ○ポ酒』を酒倉から持ってきて」

 女銀角が洞窟の奥から持ってきた、古びたヒョウタンを女金角は受けとる、表面の朱塗りも所々剥げて、埃が付着して黒ずんでいるヒョウタンに年代を感じる。

 女金角はヒョウタンの栓を開けると、中に入っていた白い泡が浮かぶ酒を酒杯に注ぎ飲む。
「ぷはぁ……やっぱり年代モノのチ○ポ酒は違うわね、この黒々としたのが年期を感じさせるわ……銀角あなたも飲みなさい」

「はい、あねさま」
 姉妹が祝杯をしていると、胴体だけで高速回転飛行でガ○ラのように飛んできた、美久が洞窟の壁に激突して止まった。

 胴体から頭と手足を出した美久は、座り込んで頭を擦る。
「いたたっ、少しスピード出し過ぎた」
 立ち上がった美久は、縛られて猿ぐつわを噛まされた銀牙をチラ見してから金角銀角姉妹に、ペコッと頭を下げた。

「女金角さんと女銀角さんですか、はじめまして。あたしハイブリッド裸族人類の美久って言います……コレ、お近づきのしるしに近くの町で買ってきた、酒まんじゅうです」

 そう言って美久は、お腹の袋から出した菓子折りを女金角に手渡す。
 菓子折りを受け取った女金角は、酒の酔いもあって上機嫌だ。

「あら、悪いわね……遠慮なく頂戴するわ。ちょうど酒の肴が欲しかったところだから……あなたみたいな礼儀正しい態度の裸族人類なら大歓迎よ。銀角、この子にもチ○ポ酒注いであげて」

「はいな、あねさま……まずは一杯」
 女銀角がヒョウタンから酒杯に酒を注ぐと、皮を被ったチ○ポが一本……酒杯の中にコロンと出てきた。


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