我美の野望・封印された乙姫B
岩盤の乙姫が壁に組み込まれていく作業を眺めながら、我美は考える。
(さて、これから何をしよう……そうだ、退屈しのぎに究極の裸族人類『G人類』にでも進化してみようかな……あっ、でもボク、セックスでならイケるけれど。自慰でイッたコトは一度も無いから)
思案を続けていた我美は、椅子から立ち上がった。
(やっぱりここはタコ側裸族人類の蘭花にオナニーをさせて、どんな風にやれば絶頂するのか観察しよう……この世界の蘭花を使って自慰させると、何が起こるのかわからないから……別の並列世界にいる蘭花を使って……もしかしたら『ゾンビ・ワールド』に居るボクとかも同じように蘭花に自慰をさせようと、考えるのかも知れないなぁ)
マントをひるがえした女帝、我美は「ボクはヒトデ側裸族人類の我美……通りすがりの裸族人類」
と、言うと。並列世界の一つに向かって、竜宮島ごと移動させて旅立った。
【我美の野望・封印された乙姫】おわり
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