【性休日】の裸パーティーB
 
 紫音は股間に顔を埋て肉棒をくわえた、のっぺらぼうの頭を押し離して言った。

「おまえ、わざと間違えたフリして、しゃぶりついただろう……『性休日』は、そういうのは無し」

「きゃはっ、バレましたぁ……紫音さまは、退屈じゃないんですか? せっかくパーティーに招待されたのに飲み食いできなくて」
「裸族人類のオカズは、男女の裸体視姦だ……オレは蘭花の女体を目で犯しているだけで満たされる」

 そう言って紫音は『お医者さんごっこ』をはじめた、蘭花の裸を視姦した。

 紫音は蘭花の視姦が飽きると、床にM開脚して座り、鏡に自分の性器を写して何かをしている、女秋に近づく。

「おまえは、何しているんだ?」
「『性休日』だから日頃の感謝を込めて、マ○コにどんなオシャレをさせようか考えている」

 見ると秋の周囲には、口紅や生花やピアスやリボンやイルミネーションの電飾やらが散らかっていた。

 陰唇を自分の意志でパクパクと動かしながら、秋が紫音に訊ねる。
「どれで性器を飾ったら似合うと思う? 陰唇にラメ入りの口紅を塗るか……膣穴に生花を活けて『人間生け花』にするか……冬のイルミネーションみたいに、性器をピカピカと輝かせるか……股間の毛も性器の一部だと考えると。陰毛のメッシュ入りエクステンション〔付け毛〕とか、リボンで陰毛をコーディネイトしてみるのもオシャレだと思うが……ピアスやタトゥーは裸族人類の皮膚に針が通らないから断念した」

 紫音は呆れた顔で。
「好きに飾って楽しめ……変態女」と、言って“のっぺらぼう”のところへもどった。

 何もやることがない美久は、犬小屋の中で昼寝をしていた。

 裸女たちの方へ目を向けると『ロボット裸女・エス』『魔神ガー』が、歯車とビス入りの純正オイルのグラスを手に、いつものように言い争っていた。

「それは聞き捨てなりませんわね……ガーが主張したアニロボ裸女の数は年代に関係ない全アニロボの合計人数ですわ。それを言ったら、うちの70年代裸女グループも、80年代裸女や90年代裸女まで範囲を広げて人数に加えますわよ……彼女たちも、わたくしが統括していますから」

 エスはグイッと、琥珀色のマシンオイルを飲み干す。
「80年代裸女グループには、ヨーヨーを振り回す『スケバン裸女』や人造人間インランダーの姉妹機『超淫機エロイナー』もいますわ……90年代裸女には、愛ある限り闘う『美少女仮面裸女』や『ナイルな裸女』や『有言実行三姉妹』の裸女もいますわよ」

 エスは自慢気に胸をグイッと突き出す。
「さらに『スーパー変態』シリーズの裸女グループや『淫乱ライダー』シリーズの裸女たちも人数に加えると、相当数になりますわね……『スーパー変態』は平均チーム五人以上。『淫乱ライダー』は、サブ組ライダーや、パワーアップバージョンもいますわ……おほほほほっ」

「それこそ、反則だずぇぇぇぇと!! それなら、こっちは白い悪魔アニロボ裸女シリーズの『ザ○裸女』や『ド○裸女』や、ファンネル搭載の『キュ○レイ裸女』も人数に加えるずぇぇぇぇっと!! 『ザ○レロ裸女』は顔が怖いずぇぇぇぇと!!」

「そんな、敵側の雑魚アニロボ、なんて人数に認めませんわ。そっちこそ反則ですわ」



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