【性休日】の裸パーティーA

 軍医タコの近くで皿に盛られた食べ物をモグモグ食べながら、ウニ子の『全裸ツイスター独り遊び』に付き合って、ルーレットに矢印が付いた『スピナー』を回しながら尻目が軍医タコに質問する。

「ところで、裸族人類って全体で何人くらいいるんですか? 裸族人類を所有している宇宙人神さまって……どんな種族が? ウニ子さん、左足を青の四番です」

 床に敷かれた色違いで番号が書かれたドット模様のシートの上で。崩れたブリッジポーズの全裸ツイスターゲームをしているウニ子が、左足を指示された位置に移動させる。

 体位が捻れたマ○コが丸見えの淫猥なポーズに変わった。

 軍医タコが尻目の質問に答えた。
「さっきも話した通り、三柱の裸族人類と存在が未確認のヒトデ側裸族人類……あと、わたしが知る限りはナマコ型宇宙人が作った裸族人類に成り損ないの『脱衣人類』のメスが一体ですか」

「そんなのがいたんですか……初めて聞きました、その『脱衣人類』はどうして表舞台に出てこないんですか?」

「ナマコ型宇宙人は、驚いたり刺激を受けると肛門から腸を出して威嚇する習性があるんです……ナマコ側の『脱衣人類』にも、その習性が受け継がれていて驚いたり刺激を受けると、肛門から数本の腸がニュルニュルと体外に……それが恥ずかしいので、表舞台には出てこないんですよ……アナルマニアには評判がいいみたいですが」

「そうだったんですか、裸族人類の神になりそうな他の宇宙種族は? あっ、ウニ子さん右手を赤の六番です……これはキツい体位に」

 ウニ子は下半身はブリッジ状態のまま、上半身だけをグルッと反転させて指定された位置に手を置く……ウェストが、タオルを絞ったように捻れた姿勢に変わる。

 軍医タコが言った。
「イソギンチャク型宇宙人と、ウミウシ型宇宙人の科学力の高いので、裸族人類くらい生み出せそうですが。イソギンチャクは無口で無気力で動こうとせず……ウミウシはカラフルな体のナルシストですから。今のところ、この二種族は裸族人類創造に着手する気配は無いですね……ウニ子さん、すごいポーズですね。苦しくありませんか?」

 着衣人類が見たら悲鳴をあげそうな体位で、ウニ子は平然とした顔で答える。

「平気です、ウニ側裸族人類のあたしまでパーティーに招待してもらえて感謝しています……エロさまもパーティーに誘ったんですけれど『バーロー、タコが主催するパーティーなんかにウキウキ顔で出れるか、ウニ子一人で行って楽しんでこい』って断られちゃいました」

「ドクター・エロは相変わらずですね……ウニ子さんだけでもパーティー楽しんでいってくださいね、裸族人類は食物摂取を年に一回ほどしか必要としませんから、用意したゲームで盛り上がってください」

 軍医タコは、テーブルの縁に両手をついた格好で立った蘭花のヒップを、撫で回している銀牙を見て言った。

「蘭花と銀牙は『痴漢ごっこ』ですか……ほどほどにしておきなさい。今日は性器を休ませる『性休日』ですから、マ○コは濡らさず、チ○ポは立たせないように

「はい、タコ神二号さま……この後は銀牙と一緒に、聴診器を使った『お医者さんごっこ』をします」
「それは結構」

 次に軍医タコは部屋の隅で並んで体育座りをして、静かに飲み食いしている裸女と裸男に目を向けた。

「楽しんでいますか?」

 なぜか、そこにいる『裸赤ずきん』と『裸猟師』は、控えめに「うっス」と頭を下げた。

 ついでに、裸赤ずきん近くの壁が少しめくれていて、壁の中から「ニンニン」という『変態忍者ハラミ』の声も聞こえた。

 立食パーティーの、それぞれの席では招待された者たちの雑談で賑わっていた。

「きゃははは……このソーセージの曲がり方、紫音さまのチ○ポみたい!!」

 ソーセージ料理が山盛りになった大皿から、小皿に取り分けて食べている『のっぺらぼう』が、近くに立つ紫音のモノの横にソーセージを近づけて形態と長さと太さを比べる。

「きゃははは……長さと太さ、そっくり……いただきまーす」

 膝立ちした、のっぺらぼうはパクっと、紫音の極太ソーセージに、かぶりついた。



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