【性休日】の裸パーティー@

 その日……裸の女がM字開脚をした模様が浮かぶ、淫らな月の裏側に空中停泊しているタコ型宇宙船の船内では裸パーティーが行われていた。

 クラッカーを鳴らして、ピンク色のウィッグで仮装した軍医タコが言った。
「今日は、裸族人類と裸女が、いつも濡れている性器に感謝をして休ませる『性休日』です……裸女のみなさんは、飲食を楽しんでください」

 軍医タコが年に一回開く、この立食パーティーでは、招かれた裸族人類や裸女たちでワイワイと盛り上がっていた。

 裸のパーティーに招待されているのは、裸族人類はタコ側の蘭花と銀牙、イカ側・紫音。クラゲ側・秋。ウニ側・ウニ子……そして、宇宙船内の犬小屋にペット扱いで飼われている、カニとエビのハイブリッド裸族人類の美久。

 裸女たちは70年代裸女リーダーの『ロボット裸女・エス』アニロボ裸女リーダーの『魔神ガー』……童女からは『女桃太郎』『長靴をはいた裸猫』それと、女桃太郎の弟の『男かぐや姫』……妖女からは『のっぺらぼう』と、タコ型宇宙船に定住している『尻目』が参加している……それと、なぜかプラス二名の裸女と裸男も部屋の隅にいた。

 残るパーティー参加者は、着衣人類の響子と源サン。主催者の軍医タコと、酔っぱらっている隊長タコだ。

 パーティーを盛り上げるためにピンク色のウィッグを被って、仮装した軍医タコが言った。

「楽しいパーティーで、盛り上がりましょう……裸女のみなさん、料理や飲み物も、たくさん用意しましたからドンドン食べてください……ポイッ」

 くびれた頭にネクタイを巻いて赤ら顔で酔っぱらった隊長タコが、ふらついた足取りで、軍医タコに触手を絡め立ちながら訊ねる。

「うぃ〜っ、酔っぱらっちゃたぞう……軍医、イカとクラゲの隊長は来ていないのか」

「イカとクラゲの隊長と軍医は招待しましたが用事があるそうです……隊長、少し飲み過ぎポイッですよ」
「なんだつまらん、ウイッ」

 隊長タコは触腕を伸ばして、弄び用に軍医タコが用意した、開脚して床に座っている着衣人類女性の性器でクチュクチュと遊ぶ……着衣人類女性の性器に『性休日』はない。

『どこでもホール』で地球から拉致されてきた。新品の着衣人類女性はタコの弄び愛撫に「あッ、あッ、あふッ」と喘ぐ。柔らかい女性器で遊びながら、隊長タコが軍医タコに聞く。

「そう言えば、【地球人強制進化プロジェクト推進委員会】ウシ・ブタ・ニワトリの家畜宇宙人三柱と、その直属裸族人類も来ていないな? 招待状は出したのか?」

 ピンク髪の盛り上げウィッグを外して答える軍医タコ。

「三柱の方々と、その直属裸族人類も職務が忙しいとのコトで不参加です……ついでに『半裸人類』の代表にも招待メールを送りましたが……隊長タコが大嫌いなので、全員不参加だそうです

「『半裸人類』の奴ら相変わらず、オレを野良神扱いで尊敬していない……ヒトデの裸族人類はどうした?」

「ヒトデ型宇宙人の裸族人類ですか? 存在さえ疑問視されていて、一度もその姿が確認されていない都市伝説に近い幻の裸族人類ですよ……第一、ヒトデ型宇宙人にさえ連絡つきません」

「なんだヒトデも来ていないのか、今年こそは見れると思ったのに残念……しゃーない、着衣人類女のマ○コを肴に飲み直すか……着衣人類の性器には『性休日』は関係ないからな」

 そう言うと、隊長タコは軍医から離れて、弄び女に近づき。ヌルヌルの触手を女体にヌチュヌチュと絡ませて悶え狂う女の姿を肴に、酒を飲んだ。



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あきゅろす。
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