未公開シーン@


 未来の深海……その海底に仰向けで横たわっている女体に、深海潜水艦からライトの明かりが照射されて。マリンスノーの中……泥に半分埋もれた白い裸体が暗闇に浮かび上がった。

 潜水艦に乗り込んでいる、男の声が聞こえてきた。

「なんという、いやらしい体だ……これが裸族人類『蘭花』か、胸もマ○コも、いやらしい……胸は片方が貧乳なのか?」

 男の言葉に応じるように女の声が聞こえてきた。

「いいえ、片方の胸は敵対する裸族人類に吸われて萎みました……蘭花がセックスをしていた時に、割り込まれて」

「なに? 蘭花はセックスをしていたのか? 処女だと聞いたぞ?」

「していたんです……一度破れて海底に沈みました、ニ百年ほど前に」

「あの裸体に、ニ百年が経過しているだと!? 信じられない、まるで、さっきまで生きていたみたいじゃないか」

「死んではいません……蘭花からは、微かですけれど心音が確認できます」

「なに?」

 ソナーから、トクッ……トクッ……トクッという。蘭花の鼓動が聞こえてきた。

「よし早速、引き揚げてサイボーグ手術を施して【メカ蘭花】に改造しよう……そしてあの人類の脅威となった悪魔と、蘭花を闘わせよう」

 海底から引き揚げられた蘭花の肉体に、医療室で洗浄が施されるコトになった。

 蘭花は海底の泥が付着した裸のまま、解剖台に乗せられている。

 高圧洗浄ガンを持った白衣姿の男が、傍らに立つ軍部の関係の女性に訊ねる。

「本当に人体を高圧洗浄しちゃってもいいんですか? 皮が裂けてボロボロになっちゃいますよ」

「思いきってやっていいのよ、裸族人類なんだから……コイツらの肉体は、痛みさえ快感に変わる」

「それじゃあ……洗浄開始」

 蘭花の裸体に付着した泥が洗い落とされていく。

「穴に詰まった泥も遠慮しなくていいから、口、鼻孔、耳の穴や目の穴も洗浄しなさい……もちろん、マ○コの穴や肛門、ヘソもすべての穴を洗うのよ

 高圧の洗浄水が容赦なく、蘭花の全身の穴を洗う。

 鼻の穴に詰まっていた泥が口から洗い流され、耳の穴や口から泥と一緒に入り込んでいたゴカイの仲間が流れ出てきた。

「膣の中もしっかり洗うのよ、子宮の中に入り込んだ泥も洗い流すの……肛門に洗浄ガンの先端を突っ込んで、体内洗浄をしなさい」

 蘭花の肛門から入った水は、ゴボッゴボッと体内を通って、口から海底生物が混じった泥水が吹き出してきた……どうやら、蘭花の肉体は生物たちの、棲みかとなっていたようだ。

 蘭花は泥水を吹き出しながら「げほッ、ごほっ、ごほっ」と、ムセる。

 医師が聴診器の先を蘭花の胸に当てて診断する。

「驚きました驚異的な生命力です……百年間海底に沈んでいたのに」

「それが【裸族人類】皮肉なモノね……人類の未来を脅かす裸族人類に対抗するには、同じ裸族人類に頼るしかないなんて……人型凡用裸体兵器【メカ蘭花】を作るしか、人類が存続する道は無いのよ」

 かくして、半分機械化されたサイボーグ裸族人類【メカ蘭花】が完成した。


 片方の乳房を、銀色に輝くメカ乳房に改造された蘭花は、クリトリスにハメられた【コントロール・リング】で遠隔操作される。

 足や腕の随所が機械化されてパワーアップされた蘭花に、もはや自我は無い。

 ちょっとキツめの目をした、攻撃担当の女性が、裸で立つ蘭花に訊ねる。

「蘭花……改造された気分はどう?」

 蘭花が抑揚の無い口調で答える。

「ガガガ……最高の気分デス、蘭花をいらやしい体に改造していただいて。ありがとうございます……ガガガ」

「コントロールは完璧のようね……蘭花、あなたの生身のマ○コは、いつも濡れている……その濡れたマ○コで敵を粉砕するのよ、メカ蘭花」

「わかりました……濡れたマ○コで敵を撃破します……ガガガ」

「蘭花、射出カタパルトに、自分からセットされなさい」

 蘭花が壁際にある、射出カタパルト台に乗ると、ガシャガシャと金属製の固定器が動いて、蘭花の股間と腰を固定する。

「ガガガ……蘭花の体は固定されました……股間に金属が食い込んでいます……いやらしい格好デス……ガガガ」

 その時、地下の作戦本部内に、最終防衛ラインが突破されたコトを伝える警報が鳴り響く。

《第二ヒト、新首都に接近中》

「おいでなすったわね、全員戦闘配置! 【メカ蘭花】発進!」

 蘭花の体が地上へと、裸で射出された。


 蘭花の前方には……夕日を背にして褐色肌で目つきが悪い、ダークな蘭花……着衣人類からは【ヒト】と呼ばれている。悪の裸族人類が、着衣人類の男に騎乗して腰を振っていた。

 一度、ダーク蘭花の腰の振りを体験してしまった着衣人類の男たちは……最後。

 もう、着衣人類女性の腰振りテクニックでは満足できない体になってしまい……繁殖の可能性が0の裸族人類とのセックスに溺れ。

 着衣人類女性とのセックスには、見向きもしなくなる……子作りを放棄した男性の増加……人類存続の危機だった。

 夕日の中で着衣人類男性を騎乗位で犯している、ダーク蘭花がメカ蘭花に向かって挑発するような手招きをした……3Pへの誘いだった。

 後に人型凡用裸体兵器【エロゲリオン処女機】と呼ばれるコトになるメカ蘭花は、ゆっくりとダーク蘭花の方へとマ○コを濡らしながら歩みはじめた。


〔未公開シーン〕enb



[前戯へ][後戯へ]

4/5ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!