それぞれの願い……それぞれの希望B蘭花と銀牙と○○の願いゴールデンボール編完結

 残る願いはタコ側の願いだけとなった。軍医タコが駅弁スタイルでユッサユッサとセックスを続けている蘭花と銀牙に言った。

「二人の願いを悪魔に言いなさい」
 銀牙に、しがみついて腰を上下させている蘭花が答える。

「はぁはぁはぁ……はい、タコ神二号さま。タコの願いは、あたしと銀牙が同時に絶頂できるエッチな体になるコトです……はぁはぁ、お願いします」

 黒夜美が蘭花の希望を聞いて即答する。
他人に頼るな、肉体の相性は自分たちで努力して改善しろ……以上、これで七人分の願いは聞き終わったわね。上司悪魔が審査するような願いも無かったし、今回は楽な仕事だった……さてと、帰って録画した映画でも観るか」

 軍医タコが訝る顔で女悪魔を見て訊ねる。
「もしかして、最初から願いを叶える気は無かったとか」

「あったり前でしょう、できれば仕事しないで楽していたい……あたし、そんなに仕事好きな悪魔じゃないし。召喚主の願いが無くても、叶えるフリしていたら賞与はもらえるんだから……基本給だけど歩合制だからね」

 女悪魔は、空中から取り出した、でっかい砂時計を地面に置いた。
「ここからは規定書に書いてあるタイムボーナス! 最後の願いを一つだけ言うコトをできます……砂時計の砂が落ちきる前に願いを言ってください……時間はニ分間、スタート。上司悪魔の審査が通らなかったら、そこで終了です」

 落ちていく砂に一同が何を願ったらいいのか困惑していた時……黒コゲになったタコ皮をパリパリ破って、隊長タコが復活した。

「ふぁーよく寝た……気絶している間に何があったんだ? 軍医、七つのキ○タマの願いはどうなった? おっ、なんか色っぽい姉ちゃんがいるな……よしよし、いつもの言葉を」

 隊長タコは、自分の↓型の尻尾を振り回して立っている、マイクロビキニ姿の黒夜美に向かって言った。

おまえ、タコの肉奴隷になれ

 その瞬間、砂時計の砂がすべて落ちる。黒夜美が隊長タコの言葉を鼻で笑う。

「ふんっ、それが最後の願い……そんな低俗な願い、上司悪魔の審査を通過するワケが」

 女悪魔がそう言った時……軍医タコが持っている規定書が輝きを放ち、奇妙な紋章が規定書の表紙に浮かぶ。
 悪魔の紋章を見た、女悪魔の表情が強ばった。
「うそっ……審査通っちゃった……あたしがタコの肉奴隷に!?

 黒夜美の腹部に奴隷を示す紋章が浮かぶと、夜美は隊長タコの前にひざまずいて言った。

「本日より、あなたさまの肉奴隷になりました……お好きなように、この肉体を弄びください……ちくしょう! 体と口が勝手に!?」

 好色に目を歪めたスケベ隊長タコの触手が、女悪魔に伸びる。
「かわいい奴じゃ、苦しゅうない……たっぷり可愛がってやるからな……ヌチュヌチュヌチュ」

 マイクロビキニの極布の隙間から、入ってきた。いやらしい動きの触手が性器や乳首を弄ぶ……黒夜美の口から自然と甘い吐息がもれる。

「あふッ……あッ、あぅぅ……や、やめろぅ……そんなところ触るな……変な気分になってきた、ダメェ乳首触らないでぇ……全身を触手でナメ回さないでぇ、這いよるヌュル子さんになっちゃうぅ」

 ヌチュヌチュヌチュと、女悪魔の全身を触手が這いずる。

 隊長タコが女悪魔の膣とアナル周辺を触手の先端で、じらし触りながら、意地悪な口調で質問する。
「ほらほら、ヌルヌルの穴をどうしてもらいたいんだい……言ってごらん」

 堕ちた表情の女悪魔が、黒い尻尾をビクビク動かしながら答える。

「い、入れてください……マ○コと後ろの、二つの穴を嬲ってください……犯してください……はふあぁぁぁッ」

「望み通りに挿入してやるからな……タコタコ」

 膣とアナルを触手が往復して抜き挿しされ、乳と乳首と、クリトリスまで弄ばれる。

 全身が性器に変わってしまった女悪魔は、隊長タコの壮絶なスケベテクに、上目気味で喘いだ。

「ぎもぢいぃ……こんなぎもぢいぃの、はじめでぇ……タコの肉奴隷ずごい、もっともっと……あたし、タコとヤッちゃいました……うぐッうぐッ」

 口にまで入ってきた触手に犯されて、喘いでいる女悪魔と楽しんでいる隊長を見ている者の中から。

「さんざん引っ張ってきて、結局オチはこれか」と、いう呟き声が聞こえた。

ゴールデンボール編・完結

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