集まれ!キ○タマA
秋が瞑想していると、オーラルセックス〔口腔を使用する性的行為、フェラとかクンニ〕を済ませた紫音と『のっぺらぼう』が、やって来た。
「きゃははは……なーんだ、銀牙はまだ来ていないのか、しゃぶってやろうと思っていたのに」
紫音が、のっぺらぼうの頭を軽く叩く。
「イカ側のオレが二番手に到着か……もう少し、時間を潰していれば良かったかな」
「紫音、久しぶり……やっぱり、この『交換所』の前が最後のキ○タマ、出現場所だと気づいたか……全部の玉が揃ったら、奪うつもりか」
「当然だろう、労せずに得るのがオレの流儀だ……略奪も争奪戦のルールでは認められているからな」
「あたしの玉は渡さないからね……他の裸族人類も、あんたに奪われるのを良しとしないから……そう言っている間に、向こうからタコ型宇宙人の連中がやって来たな」
パチンコの出玉で交換した景品が詰まった紙袋を持って、意気揚々と歩く隊長タコが傍らの軍医タコに言った。
「悪かったな軍医……オレの息抜きに、つき合わせて」
タブレット端末の画面をタッチ操作しながら、軍医タコが言った。
「別に構いませんよ、どうやら蘭花と銀牙は完全に観光モードに入っているようですね……二人が合流するのは少し遅れそうです」
その時……軍医タコのところに、尻目が横道から息を切らせて走ってきた。
「はぁはぁはぁ……ごめんなさい、響子さんが連れ去られてしまいました、探してはみたんですが見つかりません」
耳穴に差していたイヤホンを抜いた軍医タコが、穏やかな口調で尻目に言う。
「心配する必要はありません……響子は、妖男の『子泣き男』と一緒です……いろいろと、妖力エッチを試されているみたいですから、そのうちに来るでしょう」
尻目が不思議そうな顔で軍医タコを見る。
「どうして、そんなコトを知っているんですか? あっ、もしかして盗聴ですか?」
「はい、響子に渡してある鉄玉ネックレスに、盗聴器を仕込んであるので……本人同意のうえで安全確認のために、時々盗み聴きしています」
「もしかして、トイレで用を足している時とか、響子がオナニーしている時も?」
「響子の健康管理です……響子も聴かれているのを承知で、健康的にオナっていますから」
すっぽんぽんで、すべてをさらけ出している裸族人類にプライバシーなど存在しないのと同じように。タコ型宇宙人と過ごす時間が長くなってきた響子にも、プライバシーの観念や恥じらいは薄れていた。
尻目が軍医に訊ねる。
「これからどこへ向かうんですか?」
「この先にある『交換所』ですよ……隊長がそこで、余り玉を換金したいって言うので」
尻目は、軍医タコ、隊長タコ、美久と一緒に歩く……『交換所』が見えてくると、尻目は近くに立っている紫音の姿を見つけて、露骨に嫌そうな顔をする。
「げげっ!? イカ臭い裸族の男だ」
『交換所』の前まで来た時……空からフワッと、ドクター・エロを抱えた。ウニ子がワイヤーで吊られて舞い降りてきた。ウニ子の体に付けられたワイヤーは、ハーネスも無く皮膚から直接、空に繋がっている。
「もぅ、エロ様ったら井戸の底に沈んでいるんですから……見つけるのに苦労しましたよ」
「バーロー、沈んでいたんじゃねぇやい、行水していただけだ……おっ、タコ軍医、やっぱりこのポイントに目を付けたか。玉は玉を引き寄せる……ここにキ○タマの強力なエネルギーが集まってきているからな」
ドクター・エロは集まっている面々の中に、紫音の姿を発見すると。
睨みながら「ウニ子に手を出したらどうなるのか……わかっているだろうな」と、ウニハンドで威嚇する。
その時……駅弁スタイルで蘭花を抱えて挿入した銀牙が、セックスをしながら走ってきた。
銀牙が、抱え持った蘭花の尻を上下に動かしながら言った。
「すみません、セックスに夢中になっていました、今もハマっています……んぁぁ、蘭花」
銀牙に駅弁スタイルで前から抱きついて両足を浮かせた蘭花も、腰を上下させて深部を銀牙のモノで抉られ〔えぐられ〕喘ぎながら言った。
「はぁはぁ……タコ神二号さま、こんな格好で失礼します……あぁん、気持ちいぃぃ」
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