さらば【天空工業都市・マテリアル】そして……次回【妖怪渓谷】へ

 黄金娘の顔が鈍痛に歪む。
「うぐッ!?」「耐えられなかったらやめるぞ」

「だ、大丈夫です続けてください……裸女になったからには耐えてみせます、ド根性!!」

 銀牙は着衣人類に行う時よりも、少し早い抽送で黄金娘の穴を抜き挿しする……ズンッ、ズンッ、ズンッ……銀牙が腰を動かすたびに、シャツの内側がチ○ポの形に凸凹する。

「こ、こ、こ、根性! ド根性ぅぅぅ!」

 銀牙が腰を動かしながら言った。
「少しだけ射精するぞ、受け入れろ」

「あぁん、あぁん、あぁん(声が勝手に出ちゃう、処女を失ったばかりなのに気持ちいぃぃ……ド根性ぅ)」

 銀牙が……ピュッと精液を数滴、放出すると黄金娘は幸福を感じながら絶頂した。

 しばらく、絶頂の余韻を味わっていた黄金娘が言った。
「はふーっ、はふーっ、あたしの体で銀牙さんがイッてくれた……幸せ」

 黄金娘の言葉を聞いた響子は、悲しそうな表情で少し微笑むと。

「そうか……あたしは裸族人類にも裸女にもなれない中途半端な存在なんだ」と、呟いてその場から静かに離れていった。

 銀牙がTシャツの前側にある、黄金娘にキスをする。
「大丈夫か……そう言えば、まだ名前を聞いていなかったな」

『種子』です。友だちとか仲間からは、お種とか、シードなんて呼ばれています」

「名字は?」
「『岩打無』です……ちなみに父の名前は銀色なのに『百式』です」

 銀牙がボソッと言った。
「岩打無シード……いや、なんでもない独り言」

 秋は銀牙とド根性人間の異種セックスを見学して楽しんでから、頭上に腕を上げて大きく背伸びをした。

「んん……面白いモノを見させてもらった、これでもう『天空工業都市・マテリアル』には用もないから、退散するとしますか……最後に、次の黄金のキ○タマの出現地を教えてあげる……妖怪裸女たちの故郷『妖怪渓谷』そこに、七つ目の輝くキ○タマはある」

「どうして、そんなコトを知っているんだ……なぜ、教える?」

 銀牙の問いには答えず、意味ありな笑みを浮かべると「シュワッチィ!」と、叫んで空に向かって跳躍して消えた。

 成層圏近くで三角翼の飛行生物と、空中合体して飛行する秋の傍らに四角いディスプレイ空間が出現して、秋と一緒に移動する……三次元ディスプレイの中には、にやけ顔のクラゲ軍医が映っていた。

《秋から頼まれた通りに、ジパング人の娘に裸女因子を注入して『裸女』に変えたにょ……本来は着衣人類を裸女に進化させるのは【地球人強制進化プロジェクト推進委員会】の規定違反だから、すごくお叱りを受けるにょ……まぁ、秋からお願いされるなんて珍しいから、お叱りはボクの方で受けておくにょ》

「すみません、クラゲ二号神さま」

《気にしなくていいにょ……秋、クラゲを神と崇める裸族人類の誓いを言うにょ》

「はい……クラゲは神、食べてはならぬ、タコとイカは絶滅するまで喰い尽くせ!!

《よく言えたにょ……次の場所に向かうにょ、その地が『キ○タマ争奪戦』最後の地になるにょ》

 クラゲ軍医が映ったディスプレイビ画面が消えると、秋の近くに一匹の空中クラゲが飛んできて、遊覧でもしているように秋の周囲を飛び回る。

 秋が空中クラゲに言った。
『妖怪渓谷』へ急ぐぞ……集める銀玉は残り一つ」と。

【天空工業都市・マテリアル】おわり


次回予告……いよいよ、残す黄金のキ○タマもあと一つ。果たして願いを叶えるのは、タコかイカかクラゲかウニか、それとも我ら着衣人類か?
しかし……物語は予想外の方向に!?
七つのキ○タマで出現する『例のアレ』とは?

次回『妖怪渓谷』に、ロックオン!!



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