月夜の下でA

 チ○ポを挿入された瞬間、響子の頭の中が真っ白になり、凄まじい快感が全身に広がる。

(あうッ!? 何この快感……先端が少し、入っただけなのに何十回も抜き差しされたような……あうッ!!!)

 チ○ポが半分入ったところで、響子の頭の中で花火が弾けた。

(ひぎいぃぃぃぃぃ!?)ガクッガクッと子宮から頭頂まで突き抜けるような快感が走り……響子は軽く絶頂した。

 銀牙が一回目の抽送でペニス引いた時……響子の体はフワッとした浮揚感を感じて腰が勝手に石の上から浮かぶ、響子はジェットコースターからまっ逆さに落ちるように、また軽く絶頂した。

 二回目の押し込みで小刻みに連続絶頂して、白目を剥いた響子の口元からヨダレが糸を引いた。

(あひぃ! こんなのスゴすぎる! 変になる、変になっちゃう!)

 三回目と四回目の抜きと挿しで響子は何回も「イグゥゥゥ! 銀牙さん、好き好き好き、大好き!」と、叫び。

 五回目で玉の汗を裸体に吹き出しながら「もう、イキたくない、イキたくない! 壊れちゃうぅぅ!」と絶叫しながら数秒間イキッぱなしになり。

 六回目で人生最大のオーガズムに飲み込まれて失神した。

 実際には数分間のブラックアウト〔意識喪失〕だったのか? 気づくとペニスを膣穴から抜去した銀牙が、傍らに座って優しく響子の髪の生え際を撫でてくれていた。

「大丈夫か……着衣人類だから加減はしたつもりだけれど」
「あたし、いったいどうなったんですか?」

「響子はイッたんだよ……何回も何回も、連続で絶頂したんだ。着衣人類にしては六回目の抽送まで耐えられるなんて、たいしたもんだ」

 見ると銀牙のペニスは、まだ硬さを保ったままでガマン汁も出ていなかった。
「もしかして、銀牙さんの方は……ぜんぜん気持ち良くなかった? あたしの方だけ、あんなに激しく気持ち良かったのに……ごめんなさい」

「気にするな、あれでも四分の一も力を出していないから。青い鉱石の制御力も働いていたし……裸族人類が本気で着衣人類とセックスして射精したら、着衣人類の腹は爆発して破れちまう」

 そう言って苦笑する銀牙を見て、響子は(着衣人類の自分では、蘭花さんの代わりになんて……なれない)ことを痛感して、少し涙が溢れた。

 この時、近くの樹の上には去ったはずの秋がいて、空中クラゲと一緒に銀牙に抱かれる響子を見ていた。

 女秋が言った。
「やっぱり、響子には男を肉体の虜にするのはムリだったか……それも、しかたがない」

 秋は近くの枝葉を折って口にくわえると肩をすくめた。
「響子……あんたは気づいていなかったけれど、最初の押し込みで、あんたの操りモードは解けていたんだよね……本人は気づかずに、操りが続いていると思っていたみたいだけど……解けた後の喘ぎ声とか気持ちは、あんたの本心だからね」

 秋は視線を樹下の茂みへと移す。そこにはツナギ姿で唇を噛み締めて、響子と銀牙を凝視している黄金娘の姿があった。

「ほうっ、嫉妬するジパング人の娘か……少し高みの見物といくか」


 銀牙との初エッチを終えた響子は、よろめく足でセックスの余韻に浸りながら一人宿舎の部屋にもどる。

 響子の顔は銀牙の抽送を思い出して嬉しそうだった。 

(へへへ……銀牙さんとエッチしちゃった)

 銀牙の方は、夜のマテリアルの町を裸で散歩してくると言って出掛けていた。

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あきゅろす。
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