【気まぐれ女神の呪泉】@響子、操りふたたび
天空を移動している『マテリアル』が夜の区域に入り、響子と銀牙は宿舎へともどった。
パンツ一枚姿の響子は……火照った体を夜風で冷ますために、宿舎近くの公園にあるベンチに一人座って、満月を眺めていた。
「きれいな、お月さま」
響子は昼間見た、銀牙が女体テーブルやリバース抱き枕になった女性たちに行ったエッチな行為を思い出す。
(銀牙さんのチ○ポ、モノになった女の人に入っていた……はぁぁ)
いつの間にか響子の手は、パンツの中へと侵入して……響子はオモチャを遊ぶようにクチュクチュと自分のマ○コをいじくり回していた。
(ん……んッ……銀牙さんのチ○ポ……んんんッあぁ)
無我夢中で手を動かしている響子は、背後から忍び寄ってくるクラゲ臭い人物の存在に気づかない。
響子の背後に立った秋が、響子の後頭部に細い鍼を突き刺す。
響子の目が、白目にグリッと裏返った。
「はがぁ!?」
鍼を刺した秋が呟く。
「手応えあり……操りモード開始」
鍼を引き抜いた秋は響子の前方に回り込むと、ベンチでうなだれている響子に命じる。
「響子、立ち上がってこちらを見て」
命じられるままにベンチから立ち上がった響子が、秋を見て微笑む。
「ご主人さま、お久しぶりです」
「本当に久しぶり、響子……小人の国で自分がコントロールされていた時のコト、覚えている?」
「いいえ、まったく覚えていません……なんとなく気持ち良いいコトしたような気もします」
「今の自分の状況を説明しなさい」
「はい、響子はご主人さまに操られて……エッチなコトを命じられて、やらされちゃいます……はぁはぁはぁ」
響子の言葉を聞いた秋は、腕組みをして「うん、うん」と、うなづく。
「やっぱり、操られている時の響子はこうでなくちゃ……今回も、響子が望む望まないに関係なく、いやらしいコトさせるつもりだけれど……その前に」
秋は響子の首に掛けられている、鉄玉のネックレスを指差す。
「その鉄のキ○タマを、泉に投げ込むのを、先にやらせてあげる……あたしの命令を実行するのは、その後」
「いいんですか? ご主人さま」
「あなたと、あたしの仲じゃない……泉にキ○タマを投げ込むために、天空工業都市『マテリアル』まで来たんでしょう……泉まで連れて行ってあげる」
「ありがとうございます、やっぱり裸族人類なら、眉間を指で押さえてシュッと瞬間移動ですか?」
「あたし、そういうのできないから……ドラ○ンボールの孫○空じゃないから、別の方法で連れて行ってあげるから」
秋が指笛を吹くと、三角翼の奇妙な生物が飛んできた。エイのようにも見えるその生物は、数回ほど秋の上空を旋回してから、秋の背中に合体した。
響子がパタパタとヒレを動かしている、奇妙な飛行生物を指差しながら秋に質問する。
「なんですか? その生き物?」
「あたしの飛行相棒……普段は成層圏を飛んでいて、あたしが跳躍した時に背中に合体する」
「いつも、そうやって移動していたんですか……ジャンプして立ち去るから、どうやって移動しているのか疑問でした」
「泉まで飛ぶと、数分もかからないから」
響子は秋に背後から抱きすくめられて飛び上がると『気まぐれ女神の呪泉』へと向かった。
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