実験本島A眠りながらオニャニー

 その時……部屋の本棚が横にスウーッと動き、壁裏の穴から裸のウニ子が顔を覗かせた。

「あれぇ? 触手さんに教えられた洞窟を通ってきたら、こんな場所に出ちゃいました?」

 ケン・フランは、突然現れたウニ子に驚いた様子もなく。
「触手島の抜け道……まだ使えたのか」と、呟いた。

 本棚裏の穴から出てきたウニ子は、椅子に座ってコーヒーを飲んでいたケン・フランに向かって「こにゃにゃちわー」と、奇妙な挨拶をした。

 ケン・フランも、つられて意味がわからないまま。
「こにゃにゃちわ……ほぇ?」と、挨拶を返す。

 一度咳払いをしてから、ケン・フランがウニ子に質問する。

「君は?」
「あたしは、ドクター・エロに作られた……人造人間18……じゃなかった。合成裸族人類のウニ子です」

「君が……話しはエロから聞いている……ちょっと体を観察させてくれないか、ドクター・エロから作品の君を見てもらいたいと言われている」

「はい……好きなだけ見てください……少し恥ずかしいですけれど」

 裸で立っているウニ子に近づいて、ジロジロと見るケン・フラン……ウニ子は裸族人類なので、創造主のウニから「裸体を見てもらえ」と言われたら、拒否するコトはできない。

 ケン・フランがウニ子の体を触りながら言った。
「もう少し足を開いて、女性の部分も見せて」

「はい……しっかり、ウニ子のマ○コ見てください

 足を開いたウニ子の股間を覗き込んだ、ケン・フランは同時にウニ子のペニスを触診する。

 ペニスを軽くしごかれたウニ子の口から「あッ」と、いう短い喘ぎ声が漏れる。

「クリトリスがペニス裏側の根元にあるんだな……このペニスには、どんな特徴があるんだ?」

「それは『無限チ○ポ』です……どこまでも伸びていきます……あふッ、気持ちいぃぃ」

 ケン・フランがペニスの皮を剥くと、次のペニスがニュルと出てきた。

「なるほど、面白い仕掛けのペニスを移植されたものだ」

 伸びたペニスを元の状態に押しもどすと、今度は女性性器について質問した。

「理想的な形のヴァギナだな……左右もシンメトリーで整っている、このヴァギナの性能は?」

「なんでも、硬質化させるコトができる『鋼鉄のマ○コ』らしいです……あたしは試したコトはありませんけれど『マ○コバスター』という超人プロレスの技名みたいな、エロ技ができるみたいです」

 ケン・フランはウニ子の裸体を撫で回しはじめた……胸や腰や背中や尻や足を触診してから言った。

「すばらしい……パーフェクトボディーだ、ホクロや染みが一つも無い」
「ありがとうございます、満足していただけましたか」

 ウニ子はテーブルの上にある、広口瓶のキ○タマに目を向けて言った。

「あのぅ……その金色のキ○タマ、もらってもいいですか」

「あぁ、それか……いいよ、最初に見つけた人にあげるつもりだったから。実験の副産物で偶然にできた人工キ○タマだから」


「ありがとうございます」
 キ○タマが入った瓶を手にしたウニ子は、瓶に向かって。

「キ○タマ! ゲットだぜぇ!」と、言った。

 次にウニ子は手術台に近づくと記憶移植をされている女性を興味深々の顔で眺める。
「これ、何やっているんですか?」

「ある人物の記憶と人格を、別人に移植して再生する実験だ……ついでだから、おもしろいモノを見せてあげよう」

 そう言うとフランは、石板から機器に接続されていたコードのプラグをコネクタから抜き、別のコネクタに接続した。

「見ていろ、おもしろいコトが起こるぞ」
 やがて、石板データを性器ダウンロードされている裸女の顔が赤らみ、悩ましい吐息が漏れはじめる。

「ぁはぁぁ……あはぁん」
 眠っている裸女の手が、ゆっくりと股間と乳房に伸びて自慰がはじまった。

「ぁうんぁん……んぁぁん」

 腰を蠢かせてオナニーをしている裸女に、ウニ子は興味津々だ。
「なんか、眠りながらオニャニーしていますよ」

「彼女は今、淫夢を見ている……ほらっ、眠ったまま絶頂するぞ」

 乙姫の記憶をダウンロードされている裸女は、腰を大きく浮かせると。

「んあぁぁぁぁぁぁ!!」と、大きな喘ぎ声を発して絶頂した。

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あきゅろす。
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