【人間島】B

 着衣人類と裸族人類は別種として枝分かれ進化しているので、快楽でセックスをするコトはできても種を越えた繁殖はできない。

 ただし唯一の例外で、裸族人類の女性は着衣人類以外の動物と交尾をすると、その動物の子を孕み〔豚と交尾をすれば豚の子供を孕む〕

 裸族人類の男性は着衣人類を除く動物のメスの胎内に精液を注げば、半人半獣の生物を誕生させるコトができる〔イルカやカジキと交尾をすれば、人魚が生まれてくる〕

 ミリータは、近くの岩の上に座ると、犯されている響子を退屈そうに眺め呟いた。

「例えるなら日本猿と人間がセックスをしても、種が異なるから繁殖には結びつかないもんね……この場合の日本猿は着衣人類の方だけど」

 響子の体位がカエルが座ったような姿勢に変えられ、何人目かの男は響子の尻丘を撫でながら、ペニスを挿入して腰を動かす。

 パンッパンッと響子の尻に腰を打ちつける音が響き……響子の体に飛び散った男たちの精液を人間島の女たちはナメた。

 アクビをしながらミリータが言った。
「ふぁ……さてとこれだけ騒がしくても、うちのイカ男が現れないところを見ると、この島にはいないみたいね……これから、どうしょうかな」

 ミリータは、男たちの股間の袋に視線を向ける。
「そう言えば響子は金色のキ○タマを探しているって言っていたわね……あたしはキ○タマには、興味ないんだけれど……ここで会ったのも何かの縁、ついでだから協力してあげますか」

 ミリータの片方の肩に桜吹雪の入れ墨が浮かぶ。
 岩の上に立ち上がったミリータが啖呵をきる。

「この桜吹雪がすべてお見通しでぇい! イカ側裸族人類能力『透視眼』!!」

 ミリータの目が男たちの睾丸を一個づつ、透視していく。ついでに女たちの小陰唇や体内にも、睾丸が隠れていないか透視していく。

 最後に響子の子宮や、ペニスが抜き挿しされている膣筒もミリータは透視した。

「この島に黄金のキ○タマは無さそうね……おぅおぅ……膣穴にチ○ポがズッポリとはいっちゃって……あッ、中出しされた……響子、あなた今、中に出されちゃったけれど……何かしてもらいたいコトある?」

 響子は喘ぎながら。
「ハァハァハァ……上空に合図を……キ○タマが島に無いことを、みんなに伝えて……あぁん、あたし中出しされちゃった」

「わかった」
 ミリータは空に無反動砲の砲口を向けると。「祭りだ! 祭りだぁぁ!」

 と、言いながら、運動会の時のように連続して音だけ花火を打ち上げてから。

「助けてあげるからね……響子」と、言って。

 突き出したヒップを人間島の人間たちに向けると、指先でアナルと性器をお下劣に拡げ。

「イカ側裸族人類究極奥義『見たコーマン』! え〜い、控えおろう! このコーマンが目にはいらぬか! カッカッカッ! これにて一件落着」

 と、男に犯されている響子を。カエル座り後背位で挿入されたまま「ははぁ……」と、人間島の者たちと一緒に、ワケもわからずに土下座させた。



[前戯へ][後戯へ]

19/58ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!