第七界序章B

 ドクター・エロはM1号の新しい名前を考えながら、パーツ合成された裸族人類の、見事なくびれ腰を凝視する……その部分は、ドクター・ウニが最初に創造したウニ側裸族人類第一号『ウニ子』の部位だった。

「面倒だから、ウニ子でいいだろう二代目、ウニ子を本日襲名……はい、解決」

「安易ですね、ネーミングセンスもない、ウニ脳」

「うるさい! ゴチャゴチャ言っていないで、お前もキ○タマ探してこい! 願望はそのうち見つかるだろう!! 早く行け!!」

「わかりましたよ、そんなにトゲトゲしい言い方しなくても……あっ、ウニだからトゲトゲしいのは当たり前か……ウニ子、キ○タマ探しに出発しま──す」

 椅子から立ち上がったウニ子は、足の裏から炎を吹き出すと、裸体のまま飛んでいった。

 天窓を突き破って飛んで行ったウニ子を眺めながら、ドクター・エロは。

「そういえば、黄金のキ○タマがあるらしい『マッドサイエンティストの島【実験群島】』は、あいつが個人所有している島だったな……しまったオレも一緒に行けばよかった、後からこっそり行くか」と……。


 ほぼ同時刻……タコ型宇宙船では白い翼を背中から出した、蘭花と銀牙……それと軍医タコが、M字開脚をして床に座った、裸の女性の股間を何かを待つように見ていた。

「まだ、出てきませんね……タコ神二号さま」

「待ちましょう……必ず穴から出てくるはずです」

 軍医タコたちが凝視している、隊長タコに弄び用で与えている着衣人類の『玩具女性』のマ○コ穴がヒクヒクと痙攣する。

 さんざん隊長タコの触手で弄ばれ続けた玩具女性の性器が、ヌメヌメと染み出てきた体液で濡れ光りはじめた。

 玩具女性は、首をのけ反らせると「あひっ!?」と、奇妙な声を発する。

 玩具女性の膣口の中から、体液に濡れた女の指先が外を探るように出てきた。膣穴を中から押し拡げて出てきた手首は、床や玩具女性の恥丘を探った。

 やがて、手首から腕……肘……肩……髪の毛が生えた頭頂部が出産されるみたいに出てきて、若い女の頭と片腕が膣外に出る。

 同性の膣穴から顔を覗かせた、女体村の女医は大きく深呼吸をした。

「ぷはぁ……苦しかった……何この変な匂い……『どこでもホール』は、いったいどこに繋がって?」

 振り向いた女医は、自分が出てきた穴を確認して青ざめる。
「ひぃぃぃッ!!! なんて場所を出口に!?!?」

 軍医タコが言った。
「穴繋がりで空間座標を設定してみました……早く出てこないと、穴が締まって大変なコトになりますよ……ほらほら」

「ひぃぃぃぃ!!!」

 白衣姿の女医は出産されるように、膣穴から這い出してきた。

 玩具女性が出産アクメに喘ぐ。「んあぁぁぁ!!」

 女の体液でベトベトになって穴から出てきた、女医が床に座り込んで言った。

「まさか、あたしが出産されるなんて夢にも思わなかった……クンクン、なんかマ○コ臭い」

 立ち上がった女医は、船内を見回す。
「ここが、蘭花が話していたタコ型宇宙船……あなたが軍医タコですか」

「はじめまして……黄金のキ○タマの所在をご存じだとか」

「キ○タマは、マッドサイエンティストの島……海洋を移動している『実験群島』にあります……恩師の『ケン・フラン教授』を説得して狂気の研究と実験をやめさせてください」

ケン・フラン教授……北斗珍拳伝承者ケン・シロンの弟ですね、久しぶりに懐かしい名前を耳にしました」



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