真剣に、あたしに【変】なコトしなさいA〔クラゲ側裸族人類『秋』登場〕
軍医タコは着衣人類の響子に向かって触手を振る。
「それじゃ、響子……また機会があったら会いましょう……蘭花、渡しておいた裸族ウォッチは、メンテナンスで回収しますから『この世のエッチな出来事は、すべて裸族のしわざ……』とは、思わないように」
割れていた空間が元にもどり、蘭花も全裸で「う〜んっ」と伸びをしながら言った。
「じゃあ、あたしも“つがい”探しを続けるとしますか」
響子が、同性の裸体に目のやり場に困った様子で蘭花に言った。
「あのぅ……良かったら、友だちになってもらえませんか」
「ともだち? まぁ、別に構わないけれど」
「やったぁ! マル! そんでもって、ワンっ……」
蘭花は響子の奇妙な語尾に首を傾げた……どうやら響子は何かのアニメキャラのマネをしているらしい。千葉県鴨川市を舞台としたロボットアニメの……蘭花にはマニアック過ぎてわからない。
蘭花が去っていくと響子は、強姦時に脱がされて、口に詰められていた唾液付きの下着を穿いて呟いた。
「裸のともだち……か」
響子も去り、静寂がもどった公園で樹上から女性の声が聞こえてきた。
「アレが、タコ側の裸族人類のメスか……たいしたコトなさそう、アレなら簡単に堕とせる」
樹の中から様子をうかがっていた、一人の裸の女が芝生の上に飛び降りてきた。
片手にはグッタリとした、隊長タコが握られている。
樹上から降りてきた裸の女……クラゲ側裸族人類の『秋』が呟く。
「クラゲは神、食べてはならぬ……タコとイカは絶滅するまで食い尽くせ」
秋が片手でつかんでいる隊長タコの額には。硝煙も生々しい、メリ込んだ弾丸の底が見えていて、隊長タコは白目を剥いて気絶していた。
秋はいきなり、隊長タコを拳で殴りつけた。
「おらっ、おらっ、おらっ!! 中にあるモノ吐き出せ!!」
ドガッ! ドガッ! バスッ! バスッ! といった、描き文字が出てきそうなボディーブローの連打に意識を失っている隊長タコが……えずく。
「ぅごぉ……ごぼっ……ぐふっ……ざぐっ……ごっぐ……ずごっぐっ……じおんぐっ」
隊長タコの口から変な体液と一緒に、得体の知れない臓器が排出された。
「これじゃあ、ねぇんだよ!! 気色悪い内臓出すな!!」
秋の体型が女性体型から、男性体型へと変わっていく。乳房が平らな男胸へと変化して……丸みを帯びていた体型が。男性のガッチリとした、たくましい体型へと変わっていく……それに伴って、秋の女性性器が消滅して代わりに、男性性器が突出してきた。秋の股間にチ○ポと睾丸が完成した。
男体化した秋は、なおも打撃の手を休めるコトなく、隊長タコにボディーブローを続ける。
「あったたたたたたたたたた……たこ!! おまえはもう、○んでいる」
隊長タコの口からブシュゥゥゥと、体液と一緒に小型のミニタコが出てきた。
秋は芝生の上で蠢いている、ミニタコをつかむとニヤッと笑う。
「これさえ手に入れば、おまえには用がない……消えろタコ!」
男秋は隊長タコを無造作に、離れた場所に設置されている公園のゴミ入れに放り投げると。
ミニタコを抱えて上空へとジャンプすると。そのまま雲を突き抜けて視界から消えた。
数時間後……響子の自宅の風呂場。
響子は、公園で犯されそうになったコトを思い出しながら、お湯を張った浴槽に裸で浸かっていた。
(蘭花の5Pセックス……本当にスゴかったなぁ……はぁ、ちょっと羨ましい)
響子が吐息混じりに乳房を揉んでいると……突如、天井を突き破って、秋が落ちてきた。
湯船に飛沫を上げて着地した『クラゲ側裸族人類・秋』は。
「よっしゃぁぁっ! 目標座標に着地成功!」と、言ってガッツポーズをした女秋の股間からは、女性にはあるはずの無い男性性器の肉棒〔チ○ポ〕がニョッキリと生え……二つのキ○タマがブラ下がっていた。
股間の違和感に気づいた秋は、自分の体から生えている、肌色ソーセージのような棒を触って確認すると。
「しまった、着地の衝撃で部分性転換している」と、言うと。ペニスと睾丸を体内に押し込んで、女性性器に変えた。
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