汎用人型性欲兵器〔響子初号機〕VSハイブリッド裸族人類A
『いやさか軍国』では、兼定と清光が破壊された壁や町の修復状況を確認していた。
「裸族人類の襲撃から一週間……壁の修復は順調ね」
兼定は響子が壊した壁の箇所を、金属製に交換されている現場を満足気に眺める。
「男の中巨人を一体でも汎用人型性欲兵器として保有していたら、巨大な岩を運ばせて穴を塞ぐコトもできたんだけれど……女型の響子初号機、一体だけじゃムリね……響子にオスの中巨人とセックスさせて、弱ったところを捕獲して性欲兵器を増やしていかないと……三つ首の最強守護神の卵も順調に響子の胎内で養分を摂取して成長しているから」
「兼定姉さん……そのコトなんだけれど……響子初号機のお腹が……あッ!!」
その時……清光はこちらに向かって高速回転で飛行してくる、美久の女体を見た。
頭と手足を引っ込めた胴体だけで飛んできた美久は、壁を越えて町に不時着した。
地面を堀のようにえぐって、着地した美久の胴体から頭と手足が出てきて、立ち上がったハイブリッド裸族人類・美久が咆哮する。
「あんぎゃぁぁぁぁ!!!」
背ビレを発光させた美久の口から、熱線が空に向かって吐かれる。
兼定が言った。
「壁を越えて侵入してくるなんてズルい! 攻撃車両隊出撃!!」
先端がパラボラアンテナのような砲身の『メーサー殺獣光線車両』や、二砲の『ツインレーザータンク』や『原子熱線砲』を牽引した特殊車両が美久に向かって押し寄せてくる。
その場に座り込んで股を開いた美久が言った。
「あたしは、もう逃げない……今回のエロエロメカ発進!!」
美久の膣穴がポッカリ開くと、中からハシゴのようなモノが地面に伸びる。
そのハシゴを単語を発しながら、ゾロゾロと奇妙な小型メカが出てきた。
《バイブ……バイブ……バイブ……バイブ》
それは、性具の疑似男性性器に、細いメカ足が生えたモノだった。
《バイブ……バイブ……バイブ……バイブゥゥ!!》
ゾロメカが小人たちの攻撃車両に襲いかかる、振動する亀頭を突き刺され次々と破壊されていく戦車隊。
空を飛んできた戦闘機や爆撃機にも、美久のマ○コから天使のような翼が生えたメカバイブが次々と発進していき、戦闘機や爆撃機を粉砕している。
カニとエビのハイブリッド裸族人類・美久が両親から受け継いだ能力は、『怪獣のような能力』と、『股間からエッチな小型メカを排出する』能力の二つだった。
兼定が握りしめた鉛筆をへし折って叫ぶ。
「そんなのありぃ? ふざけている、こうなったらこちらも……『汎用人型性欲兵器』響子初号機発進!!」
美久の前方の地面に四角い穴が開き……その穴の中から射出カタパルトに固定された、裸の響子が勢いよく地上に飛び出てきた。
響子の姿を見た美久が、立ち上がり安堵の吐息を漏らす。
「響子、良かった無事だったの」
微笑む美久に向かって、いきなり突進した響子は、美久を地面に押し倒した……そして、そのまま美久の唇を奪う。
「……!?」裸族人類の美久は抵抗すれば、着衣人類の響子の肉体に損傷を与えるのを恐れて全身の力を抜いた……青い鉱石を身につけていない今の美久が興奮して、舌を絡めたキスをすれば響子の歯が折れる。
抵抗できない美久に対して、人型性欲兵器の響子は、手にした名状しがたいバイブのようなモノを、美久のマ○コに突き刺す。
「うッ!?」驚いた美久が膣に力を込めると、挿入された名状しがたいバイブのようなモノはポキッと折れた。
響子は折れた名状しがたいバイブのようなモノを捨てると、美久のマ○コを直接、指で愛撫しようとする……必死に止める美久。
「お願い響子、正気にもどって!! 裸族人類と着衣人類が青い鉱石のリミッター無しで性行為したら大変なコトになる! マ○コに指入れちゃダメ! 響子の指が複雑骨折しちゃう!」
響子の指先が美久の性器ヒダに触れた……その時、光りを失っていた響子の目に自我の輝きがもどり、響子は数回まばたきをして押し倒された美久を見た。
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