いざ!巨人の国へ@【すめらぎ皇国】

 地球時間5時11分……その日も、蘭花と銀牙はタコ型宇宙船の船内でセックスをしていた。

 床に仰向けで横たわった銀牙の裸体に、蘭花の舌先がいやらしく這い回る。

「んんん……銀牙……はぁぁ」

 銀牙の胸部から腹部を筋に沿ってナメ回している蘭花の姿を横目に軍医タコは紅茶を飲みながら、タブレット端末のパネルをタッチ操作してネット新聞に目を通している。

「どこかに、光るキ○タマの情報は載っていませんかねぇ……キ○タマがオークションに出品されていたり、通販されていたりとか」

 立ち上がった銀牙が、同じく立った蘭花を背後から抱きすくめ、蘭花の乳房を揉み回しながら。

 さらに蘭花の股間に差し込んだ指先でマ○コをクチュクチュと愛撫していると、首に赤いタオルを掛けた隊長タコが部屋に入ってきて言った。

「おい、軍医……宇宙船のトイレ配管に『トイレ使用禁止』の張り紙がされていたが?」

「ちょっと、業者に配管修理を依頼しているもので……二〜三日は使えませんから、この部屋のトイレを使ってください」

「そうか」

 隊長タコがトイレに入って、しばらくすると水洗の音が聞こえ……続いてドンッドンッと、激しくドアを内側から強打する音が聞こえてきた。

 タブレット端末の画面を眺めながら、軍医タコが呟く。

「言い忘れていました……修理の関係で、そのトイレの空間と『精○と時の部屋』の空間が繋がっていますから……一度入ると、ロックされて外の時間で十五分間ほど……中の時間で一年間は出てこれませんから……もちろん、トイレに食料の備蓄なんてしてありませんから」

 トイレの中から隊長タコの「囮@Ё!?亟£§※∴仝!?襾刀廿〒★从亞厂!!」と、いう意味不明な叫び声が聞こえ。十五分後……ドアロックが解除されると、乾燥して変色した隊長タコがドサッと外に転がり出てきた。



 乾き物になった隊長タコを横目でチラッと見て、軍医タコが言った。
「また、干しタコになっちゃいましたか……まぁ、水に浸けておけば元にもどりますから……しばらくは、このままにしておきましょう」

 蘭花と銀牙は、互いの性器を舌でナメ回して、貪るように愛撫するシックスナインの体位を続けていた。

「んッ……んぐッ……んぐッ」

 蘭花が銀牙のチ○ポの先端を頬の内側や顎の天井に擦り付け、舌で弄ぶと……銀牙の方も愛撫の、お返しとばかりに、指と舌で押し広げたマ○コをナメ回す。

 蘭花は女性性器全体を、舌先で円を描くようにナメ回されたり。

 尿道口や膣口の周囲を窄めた〔すぼめた〕、銀牙の舌先でツンツンとつつくようにナメられたり。

 クリトリスを柔らかな舌で、ほじくり出すように優しくナメ回されて歓喜の声を発した。

「あッぁ……銀牙……そ、そこ……感じる……あぁぁ……いくッ、いくぅぅ! 銀牙の舌でイカされちゃうぅ! 射精しちゃうぅ」

 蘭花の尿道口から、蘭花の体内で製造されている女の精液をドプッドプッと断続して放出して蘭花は、頭の中に花火を打ち上げて絶頂した。

 蘭花だけが絶頂したのを見た軍医タコは、首を横へ振る。

「蘭花と銀牙のタイミングを合わせて、同時に絶頂させるのは難しいですね……蘭花と銀牙には、同時絶頂で至福の愛情を感じさせながら、受胎させたいんですが……なかなか上手くいきませんね」

 その時……軍医タコのタブレットにメールの着信を知らせる音が響いた。

 軍医タコが送信されてきたメールを開封して読んでいると、また別のところからのメールが一通届いた。

「ふむっ、二通とも黄金のキ○タマの情報提供匿名メールですか……しかし、これは? 信憑性は薄いですね」

 二通のメール文を読み終わった軍医タコは、しばらく腕組みをして考えてから、駅弁スタイルでワッサワッサとセックスをしている蘭花と銀牙に言った。

「蘭花、銀牙……キ○タマの情報が入りました今回は『巨人国と小人国』です、二人には『巨人国』の方をお願いします……『小人国』の方には響子と美久に行ってもらいますから」

 蘭花は立っている銀牙に、セミのようにしがみつきながら。

「はぁはぁはぁ……はい、わかりましたタコ神二号さま、銀牙と一緒に『巨人国』へ行きます……あぁッ、あぁんッ、あぁぁッ……イクぅぅぅ」と、喘いだ。

[前戯へ][後戯へ]

2/41ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!