機械島B〔響子の肉体を『機械姦』〕
その頃……蘭花と軍医タコたちは、機械の森を進んでいた。
時々、ビス留めされた機械の野ウサギや、ネジ巻き式の小鳥が、メカニックな木々の間を飛び回っている森の道を歩きながら響子が呟く。
「動物もすべて機械なんですね……なんか不思議な感じです」
飛んできた、銀色のメカニックな蝶々に向かって響子が指を伸ばすと、蝶々は響子の指にとまって羽を休める。
やがて、歩いていた響子がモゾモゾと下腹部を押さえて言った。
「すみません、あたしオシッコしたくなっちゃったから……先に行ってもらえませんか、すぐに追いつきますから」
軍医タコが言った。
「待っていてあげてもいいんですよ、特に急いではいませんから」
「大丈夫です、一本道だから迷うコトはありませんから……すぐ追いつきますから」
「そうですか……じゃあ、先に行きます」
響子は蘭花たちから離れて、横の茂みへと入った……この時、響子と軍医タコたちは気づいていなかった。森の木々や道が響子の背後で音も無く動いて、響子だけ隔離されてしまっていたことに。
放尿を済ませて道にもどった響子は、少し首をかしげる。
「あれ? さっきあんな大木と曲がり角、見えていたっけ? 変だなぁ?」
蘭花たちを追って歩きはじめた……その道が、蘭花が歩いている道とは別の道だと気づかずに。いくら歩いても蘭花に追いつかない響子は疲れて、道端のメカニックな切り株に腰を下ろす。
「蘭花さんたち、ずいぶん先に行っちゃたな」
響子が立ち上がろうとした……その時、いきなり座っていた切り株が変形〔トランスフォーム〕して、産婦人科の診察椅子のような形に変わった。
「な、なにこの切り株?」
両足がグイッと開脚された形で固定され、手首もロックされた……変形した切り株の椅子から、細いコードのようなモノがウネウネと出てきて。響子の耳の穴に侵入してきた。
「ひッ!」耳の奥を凌辱されているような、気味悪い感触に響子は悲鳴を発する。
さらに椅子からは金属製の触手のようなモノや、医療器機アームのようなモノがウネウネと伸びてきて。響子の衣服を剥ぎ取りはじめた、衣服が裂かれブラとショーツが同時に金属触手に破り取られる。
もっとも、響子が着ている衣服や下着は、北○神拳伝承者が着用している再生衣服と同じ素材で出来ているので問題はない。
(なにコレ? 耳の中から頭の中に侵入してきて……あうッ)
パルスが脳内に流れ、響子の頭の中で臓器の一部になっている子タコの触手が暴れる。
「ひッ!?」
頭の中に直接、無機質な声が響いてきた。
《捕らえた検体の肉体データを内部器官と協力して検出開始しマス……検体名ー響子……性別・雌……非処女》
次々と響子の中から、データが取り出されていく……響子は、クラゲ側裸族人類に操られている時みたいに、頭の中が少しボンヤリとしてくるのを感じて……ゾクッとした。
(この感覚……“操り”? あたし、ご主人さま以外から操られちゃうの……はぁはぁはぁ)
響子の情報が検出されていく……B・W・Hの身体サイズから、オナニーのやり方まで。
《響子の深層意識に操られる【奴隷化願望】を確認……響子は変態な検体デス……これより快楽処術を開始しマス》
(なに? 快楽処術って……あたしの体に何するの? この切り株なに?)
用途不明なさまざまな形状のアームが、響子の体へ伸びてきた。
《最初に陰核への刺激を開始しマス》
三股に別れたピンセットのようなアームが、響子のクリトリス皮をめくり、淫蕾を優しく露出させる。
「ひッ!? 皮剥かないで!?」
《陰核の充血勃起を確認……舌技アームを陰核に接触させマス》
ガソリンスタンドにある、洗車マシンの回転する布ブラシを小さくしたようなモノが、回転しながら響子のクリトリスに当てられた。ローションでヌメヌメする回転する柔らかい舌のような感触に、響子の体はいきなり強烈な快感を感じて仰け反る。
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