機械島A〔機械化男爵&侍女ブロケン登場〕

 銀牙が挙手をして軍医タコに質問する。
「オレ、いつも思うんですけれど。蘭花とオレは翼があるから直接、生きている機械城に飛んでいって……響子とタコ神さまは『どこでもホール』を使って移動するの方が楽だと」

「それはダメです……銀牙は、アクションRPG〔ロールプレイングゲーム〕で、魔物との戦闘とか与えられたミッションが面倒だから回避して……初期経験値レベル1の状態のまま、ラスボスに挑んだらどうなると思いますか……装備も初期段階のままで補強もしなくて」
「そりゃあ、瞬殺されるっすね」

「でしょう……一見ムダに見えるコトでも、経験値を上げるためには必要なんです。ダンジョンの中には探せば武具や宝物があるのに、魔物と戦うのが面倒だからと逃げてばかりいたら、何も手に入りませんよ……逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」
「わかりました、タコ神二号さま」

 一行は何が出てくるのかわからない、機械森の道を選択して城へと向かうコトにした。

 響子が道端に咲いている金属の花や、金属で出来ている木々の葉っぱを見て言った。

「なんか、機械っぽい植物の森ですね……あの樹の幹から樹液みたいに垂れているのオイルですか?」

 道端の花は金属の葉っぱと茎に付いた花びらも銀色の金属片で、花の中心には小さな歯車が噛み合って回っているのが確認できる。

 足元の金属板を並べたような小道に転がっている石も機械の石で。タコメーターが付いた意味不明の石や、デジタル数字表示が付いた時計のような石もあった。

 軍医タコが言った。
「機械化男爵が機械に変えてしまったんですよ……銀牙、試しにそのコンセントが付いている樹の樹皮を剥いてみなさい」

 銀牙が人工樹皮を剥くと、中からメカニック的な樹が出現した、音響機器のようなレバーや電子メーターが付いていた。

「機械化男爵はメカ大好き、家電大好き人間ですからね」

 蘭花が軍医タコに訊ねる。
「機械化男爵は、一人で『生きている機械城』に住んでいるんですか?」

「いいえ、主従関係を結んだ、奴隷侍女と一緒に住んでいるはずです……確か侍女の名前は侍女『ブロケン』と、聞いています」


 その頃……その機械化男爵と侍女ブロケンは、機械城の寝室で……昼間からセックスしていた。

 機械城の機械化男爵の寝室から聞こえてくる、女性の喘ぐ声。

「あぁぁ……機械化男爵さまのチ○ポ素敵です。ブロケンの穴に、しっかり接続されています……あふぅぅ。穴から抜けないように、しっかり奥まで差し込んだら……確認のために一回抜いて、またグイッと差し込んでください。差し込む穴は二つありますから、用途の異なる穴に間違って入れないように……はふぅ」

 メイド服姿の侍女ブロケンは乳房と股間を、さらけ出した格好で半身が完全機械化した裸の『機械化男爵』に抱かれていた。

「はぁはぁ……どうだ、ブロケンご主人さまの、半分メカチ○ポの感触は……はぁはぁ」

 半身が源サンタイプのロボット化されている、機械化男爵のチ○ポとキ○タマも半身が、機械の性器だった……機械化男爵の腰が正確なリズムを刻んで、ピストン運動をする。

 突かれて喘ぐブロケン。
「あぁ……ご主人さま、素敵なチ○ポです……ブロケンに埋め込まれた機械子宮の中に注いでください……ご主人さまの機械睾丸から排出される、機械精子を思う存分」

 機械化男爵の腰の動きが激しさを増す。まるでピストンのようにシリンダー膣を抜き挿しされるブロケン。

「はぁはぁ……出すぞブロケン! 機械の精子を受け止めろ!」

 歓喜にうち震えるブロケン、彼女は外見は人間の姿だが、内部は完全に機械化されていて、人工皮膚でコーティングされている。

「は、はい……ご主人さま。いっぱい注いでください……あぁぁぁぁ、電子回路がショートしちゃいそうです」

 機械化男爵の体内から、射精のカウントダウンが聞こえてきた。

《機械化男爵……射精開始まで、あと五秒……四、三、二、一、ゼロ……射精》



 体内機械の指示に従って、機械化男爵は「うッ!」と、短い声を発すると。大量の機械精子を、奴隷侍女ブロケンの体内に注入した……ドプッドプッと、白銀色の精液がブロケンの人工膣穴から溢れる。

 恍惚とした表情でブロケンと、機械化男爵は射精の瞬間を満喫する。自ら望んで機械人間になった二人の至福の時間だった。

 行為の終わった二人はベットの中で、寄り添うように横たわる……機械化男爵が人間の女性を後戯するように、ブロケンの頭を撫でた。

「ご主人さま」
 潤んだ目で、しばらく機械化男爵の顔を眺めていたブロケンは、ベットから出て立ち上がると。

 自分の首を「ん○ゃ」と、言って。持ち上げ外した……外れた首の穴と胴体の穴からはメカが見えた。

 首なしの胴体で自分の首を小脇に抱えたブロケンは。
「エネルギーチャージしてきま──す」と、言って。外した首を機械化男爵の枕元に置く。

 生首オブジェとなった。ブロケンの頭を機械化男爵は、いとおしそうに撫でる。

 体の方は壁を手探りで伝わり、部屋の隅にあるガソリンスタンドの給油機のような場所に行った。

 ブロケンの体は給油ノズルを持つと、膣穴から垂れた白銀色の機械精液が残る、人工アナルに給油ノズルを差し込む。

 ブロケンの首がベットの上から自分の胴体を見ながら。
「うッ、お尻の穴にノズル入った……エネルギーチャージ開始」

 と、言って体がレバーを引き、お尻から高エネルギーが注入される。

 エネルギー補充をしながら、ブロケンは機械化男爵に心配そうに訊ねた。

「ご主人さま……本当に大丈夫でしようか? タコ型宇宙人の軍医に招待状を出しましたが、来て助けてくれるでしょうか……一応、ご主人さまから言われた通り。70年代裸女グループの機械裸女と、アニロボ裸女グループの方にも伝えてはありますが……助けてくれるかどうかは」

「そうだな……生身の人間だと、反対に敵になるかも知れないな……我々、機械人間を毛嫌いしている人間もいるからな」

「そんなぁ……ご主人さまを狙っている者が、銀○鉄道の列車に乗って来て、島のどこかに潜んでいるっていうのに」

「機械裸女にも一派ごとに違いがあるからな……70年代裸女の機械裸女リーダー『ロボット・裸女エス』は、助けてくれるかも知れないが……アニロボ裸女のリーダー『魔神ガー』は、基本的には人間の味方をするだろうな」

「ご主人さま」

 主人のコトを気遣う侍女ブロケン……ブロケンは元々、伯爵家の令嬢で人間から機械化男爵に機械人間に改造してもらってから、まだ日も浅い。

 ブロケン伯爵令嬢の首を持ち上げて、機械化男爵が言った。

「ブロケンの内臓は今でも地下室に保管してある……いつでも人間にもどれる」

「あたし、生身の人間になんかもどりたくありません……体の中に、ウ○チが詰まった体よりも今の電気コードや歯車が詰まった機械体の方が好きです……ご主人さまに性的奉仕がしたくて、機械人間になったんです……ブロケンの口、いつものように自由に使ってください」

「そうか、それじゃあ遠慮なくブロケンの口を、優しく犯すよ」

 機械化男爵はブロケンの首を持ち上げると、自分のモノをくわえさせ……機械侍女の首をガシガシと動かした。

 ブロケンは恍惚とした表情で機械化男爵のチ○ポをしゃぶる。

「ふぐッ……ふぐッ……うぐッ」

 部屋の隅でアナルからエネルギー注入を行っている、ブロケンの体が首と連動してビクッビクッと痙攣した。

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