エッチなイベント響子の受難B〔舞踏会で裸の王子さまと〕

「どこにあるの? 黄金に輝くキ○タマは」

「まぁ、慌てるな……今度、恒例の女鬼の宴があった時に、黄金色のキ○タマは現れる……明日あたり開かれるはずだから、それまで待て」

 そう言って、腰布の下はノーパンの女鬼の童女は朱盆の酒を仰ぎ呑んだ。


 その頃……淫魚姫の代理で変態王子から、犯されてきた響子はクタクタの状態でシンデレラ城に戻ってきた。

 拾った棒を杖代わりにして、城の中庭までやって来た響子に、庭に椅子とテーブルを出して優雅に紅茶を飲んでいた裸シンデレラが言った。

「ずいぶん激しく突かれたみたいね……あの裸の変態王子に」

「最後のイベントはなんですか? それをクリアーすれば、キ○タマのコトを教えてくれますよね……ふーっ、ふーっ」

「途中で逃げ出さずにクリアーできればね……こっちに来て、準備するから」

 響子は裸シンデレラに案内されて、衣装部屋へとやってきた。

 衣装部屋にはさまざまな色とデザインのドレスと、ガラスの靴が棚に並べられていた……シンデレラが言った。

「ここは、あたし専用の衣装部屋。最近は舞踏会の来客者にも貸し出ししているけれどね……えーと、響子の足のサイズに合ったガラスの靴は」

 裸シンデレラは一足のガラスの靴を棚から選び出す。

「ドレスは、サイズごとに分類してあるから、好きなの選んで」

 響子は青っぽいドレスを選択した。なぜかドレスには全部、胸のところにデジタルタイマーが付いていた。

 響子が選んだドレスを見て、裸シンデレラが言った。
「なかなか、いいセンスしているじゃない……それじゃあ、着替えて……ただし、ドレスの下はノーパン・ノーブラで

 意地悪そうな笑みを浮かべている、裸シンデレラの前で全裸になってドレスを着ようとしていた響子に、裸シンデレラはあるモノを差し出した。

「忘れていた、はい……これ、オプション……クリトリスに貼りつけて、裏面が粘着材質だからマ○コが濡れていても簡単には剥がれないから」

 裸シンデレラが差し出したのは、遠隔コントローラとコードで繋がったピンクローターだった。

 さらに裸シンデレラは白いレースとゴムで出来た、大きめのシュシュのようなモノを響子に差し出した。

「その【ガーターリング】〔別名・キャットガーター〕を、どちらかの太股に付けて、コントローラーをガーターリングに挟んで」

、ガーターリングを片方の太股に付けて。クリトリスにローターを粘着させると、コントローラーをガーターリングのレースに挟み込んだ。

 楽しそうな笑みを浮かべている裸シンデレラが、響子の太股を見ながら言った。

「ふふ……花嫁が幸福になるために挙式当日に身につける、サムシングフォー〔西洋の結婚式の風習で「新しいモノ」「古いモノ」「借りたモノ」「青いモノ」の四点を花嫁が身につけること〕みたい……いやらしい、花嫁だけど。スイッチ入れてみて」

 響子がコントローラーのスイッチを入れても変化は無い。

「何も起こらないけれど?」

「今はね……その上にドレスを着て、今宵の舞踏会に出て王子さまと踊るの……それが、あたしの代役」

「それだけでいいんですか?」

 響子は素肌の上にドレスを着て、ガラスの靴を履く。

 裸シンデレラは響子が着たドレスの胸元にある、デジタルタイマーのスイッチを入れた。タイマーが動き出して時間を表示する。

「ただし、そのドレス……深夜0時を過ぎると大変なコトになるから……せいぜい、頑張ってね」

「アソコにローター付けて舞踏会だなんて変態みたいじゃないですか……大変なコトってなんですか?」

 裸シンデレラは響子の質問には答えずに、ただニヤニヤするばかりだった。


 その夜……響子は、シンデレラ城の舞踏会に出席した。ドレスや礼服姿の着衣人類たちの中で、ガラスの靴を履いた響子の存在は、ひときわ目立っていた。

 立食のテーブル近くで一人で食事をしている、響子の近くを通る着衣人類の紳士淑女は口々に「ごきげんよう」と、まるでプリンセスでも扱うように遠慮がちに会釈して去っていく。

 中には響子をダンスに誘おうと近づいてくる男もいたが。ドレスの胸元で数字が刻々と変化しているデジタルタイマーと、履いているガラスの靴に気づくと、慌てて響子の近くから去っていった。

(このタイマー付きのドレスとガラスの靴には、何か特別な意味があるのかな?)

 響子がそんなコトを考えながら、デザートのケーキを食べていると。いきなり会場の照明が消えて、ファンファーレが鳴り響いた。

 どこからか「裸の王子さまの登場です」とのアナウンスが聞こえ、舞踏会にある長い階段の上をスポットライトが照らす。

 照らされた光りの中に、全裸の王子が浮かび上がる。

 マイクを持った裸王子が歌いながら、階段を下りてくる……まるで、宝塚のミュージカルのように。

 階段を最後まで下りた、裸王子がマイクを側近に手渡すと、今度は何かのリモコンを受け取るのが見えた。

 裸の王子がリモコンの電波発信部分を、舞踏会場の方に向ける。

「今宵の、わたしの性欲処理の相手をする女性は……君だ!」

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あきゅろす。
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