淫らな渓谷A〔雑魚キャラの山賊・裸体〕

「そうなんだ」

《大戦に参戦した童女の中でも乙姫が主力として集めたのが……童女六人衆? いや、八人衆だったかな?》

「どんな童女がいたの?」

《オレっちも詳しくは知らねぇが聞いたところによると……女桃太郎、長靴をはいた裸猫、裸アリス、女孫悟空、裸シンデレラが協力していたみたいだ、もっとも童女の中には渋々、乙姫に協力していた者もいたみてぇだがな……裸族人類にボコッボコッにされた乙姫は表舞台から消えて復讐の機会を狙って、今は別の名前を名のっているそうだ……確か、妖気……》

 源サンの言葉が終わる前に、どこからか発射された弾丸が源サンの頭に命中して、源サンの頭から甲高い金属音が響いた。

《なんだ? 雨か? ほらっ、童話の町が見えてきたぜ》


 源サンが引くリアカーは『童話の町』近くに広がる、グランドキャニオンのような渓谷の荒野に着地する。

 響子と尻目がリアカーから降りると、キセルを吹かして一服してから源サンが言った。

《そんじゃ、しっかり光るキ○タマを見つけてきな》

 源サンが去ると、尻目が言った。
「さて、ここからどうやって町まで行く?」

 美久が足の裏から炎を吹き出して、数センチ空中に浮かぶ。

「あたしは空飛べるから、ひとっ飛びで童話の町まで」

「そんなのダメよ、あたしと響子はどうするの……空飛べないもん」

「あっ、そうか……源サンも中途半端な場所に着陸してくれたなぁ、そうなると困った」

 響子と美久と尻目が、思案していると何かが物陰で動く気配がした。

「今、何かそこの岩陰にいた?」
「野生動物じゃない?」
「ちがう、人間みたいだった……誰か居るの?」

 響子の問い掛けに、岩陰から「あべっし」と、いう奇妙な声が聞こえ。

 人相が悪いモヒカン頭の裸の男たちが、三人を取り囲むように次々と岩陰から出現した。

 モヒカン頭の裸男たちは、リベットやトゲが付いたヘビメタ風の肩当てや、首輪をしていてブーツをはいている以外は裸体のフルチンだ。

 その姿を見た美久は「わぁ、まるで『北○の拳』に出てくる雑魚キャラみたい」と、呟く。

 モヒカン頭の男たちの中でも、特別にチ○ポが大きいリーダーらしき裸男が釘を打ち付けた棍棒を手に、目の前にいる三人の若い女に舌舐めずりをしながら言った。

「雑魚キャラとは言ってくれるじゃねぇか……オレたちは荒野の山賊、身ぐるみ脱いでスッポンポンに……おっと、女二人は最初から全裸だったな……オレたちに輪姦されろ」

 輪姦と聞いて響子だけが目を輝かせる。

「はぁはぁ……輪姦してくれるんですか!? あたし、これから輪姦されちゃうんですか?」

 興奮している響子とは対照的に、ハイブリット裸族人類の美久は肩をすくめる。
「裸族人類のあたしとしては、なにか嫌だな……見たところ、この人たち露出狂の着衣人類じゃない、青い鉱石のリミッターが無くて裸族人類が着衣人類とセックスすると、膣圧で男性性器へし折っちゃうよ」

「妖女の、あたしもパス……着衣人類のチ○ポじゃあ、物足りない」

 響子だけが嬉々とした顔で呼吸も荒く挙手する。
「あたし、着衣人類! あたしなら輪姦しても大丈夫だから! あたしを犯して! 早く! はぁはぁはぁ……メチャクチャにしちゃってもいいから」

 モヒカン頭男たちのリーダーが、困惑した表情で頭を掻く。

「いや、そんな表情で嬉しそうに輪姦してくれって頼まれてもなぁ、反対に調子狂って萎える……今日のところは見逃してやる、さっさとどこへでも行け」

 響子が不満そうな声を漏らす。

「そんなぁ、もうグヂョグヂョにマ○コ濡れているのに……そうだ、悲鳴を出して抵抗を示せば、あたしを輪姦したい気分になりますか……きゃあぁぁぁぁッ! 誰か助けてぇ! いや、やめてぇぇ犯さないでぇ!」

 モヒカン頭の男が、うるさそうに耳を指で塞ぐ。
「でっかい声を出すな、岩肌に反響して響くだろう……が」

 男がそう言った次の瞬間……疾風のように走ってきた、女桃太郎の抜き放った日本刀の一閃が、男たちの股間を薙で斬る。

 切断されて転がる数本のチ○ポ……女桃太郎が呟く。

「また、つまらなく不潔なモノを斬ってしまった」

 あまりの早業に、チ○ポを切断されても痛みさえ感じなかった男たちがポカンとした顔で、地面に転がっている自分のチ○ポを眺める。まだ、何が起こったのか理解できていない様子だった。

 女桃太郎に続いて、岩の上から飛び降りてきた、長靴をはいた裸猫もレイピア剣を振り回して、男たちのチ○ポを次々と切断して空中で串刺しにしていく。

「にゃにゃにゃ、大量だにゃ」

 切断されてレイピア剣に、焼き鳥のように串刺しにされたチ○ポを裸猫が楽しそうに眺めた。

 この時になって、自分たちの身に何が起こっているのか理解した、モヒカン頭の山賊たちは悲鳴を上げて一斉に逃げ出した。

「ひいぃぃ! オレのチ○ポがぁ! チ○ポがぁ


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