童話の町A〔『メンタル調整』蘭花と銀牙に見つめ合いをさせ「愛している」と言わせて濡れさせる〕

 軍医タコが蘭花と銀牙のスリープを解除しながら言った。

「人選は少し待ってください……蘭花と銀牙の『メンタル調整』が終わってかたら発表しますから……さあ、目覚めなさい。蘭花と銀牙」

 白い冷気が床に流れる中……タコ側裸族人類の二人が、ゆっくりと両目を開けた。

「おはようございます、タコ神二号さま」

「おはよう、蘭花……リフレッシュできましたか」

「はい、すっかり」

「では、さっそく『メンタル調整』で、股間を濡らして感度を上げましょう……いつものように二人で見つめ合いをしなさい」

「はい、タコ神二号さま」

 蘭花が床に女座りをして、銀牙が膝立ちの格好で見つめ合う。

 しばらくして軍医タコが、見つめ合っている蘭花と銀牙に質問する。

「どうですか? 濡れてきましたか?」

「はい、ドキドキして少し濡れてきました」

「オレの方も勃起して、透明な汁が染み出てきました」

「結構……では、第二段階の互いを『愛している』と心の底から言いなさい」

「はい……銀牙、愛している……大好き

「オレも蘭花のコトが……好きだ、世界の誰よりも愛している

 蘭花と銀牙の性器がドクンッと、言葉に反応して濡れていく。

 軍医タコの指示は続く。
「銀牙、蘭花の顎を軽く『顎クイ』しなさい……蘭花は銀牙の顔を見上げるような感じで、見つめなさい」

 銀牙が蘭花の顎先をクイッと、軽く上げさせる……蘭花の股間は、さらに濡れた。

「銀牙、蘭花を抱き締めて、好きだと囁きながら、軽く耳たぶを『甘噛み』しなさい……蘭花も銀牙を抱き締める」

 タコの創造主に逆らうコトのできない、二人は命じられままに動く。

 蘭花を裸で抱き締めた銀牙は、耳元で「好きだ」と囁き、耳を甘噛みした。

 蘭花の体からドクンッと、愛液が大量に溢れる。

「銀牙、蘭花を抱き締めながら……いきなり、蘭花の唇を奪ってキスしなさい! そして抱き締めた互いの背中を撫で回して、パートナーの温もりと存在感を確認」

 銀牙が蘭花の唇を奪う。

「んんんんっ……んんんんっ」

 恍惚とした表情の蘭花は、銀牙の背中を撫で回し、銀牙も蘭花の体を愛撫する。

「んぁぁ……んんッ」

 軍医タコが、キスで気持ちが高揚している蘭花に質問する。

「蘭花、性器はどんな感じですか」

「ふぐッ……濡れていましゅ……マ○コ、しゅごく濡れていましゅ……んんッ」

 二人の性器から、透明な体液が洪水のように溢れ続け、股間がビショビショに濡れていく。

「蘭花と銀牙は、そのまま愛を確かめながら、セックスに突入しなさい……隊長、お待たせしました『童話の町』へ向かわせる人選でしたね」

 軍医タコが触手腕で示す。
「総合的な判断から、ハイブリット裸族人類の【美久】……妖女の【尻目】……それと、着衣人類の【響子】を向かわせましょう。もちろん響子と尻目の送迎は、いつものように源サンにお願いします」

《おうっ、任せておきな》
 源サンはキセルの先を金属頭に打ちつけて、吸い終わった煙草の吸い殻を灰皿に捨てる。

 隊長タコが言った。
「響子を行かせるって言っても、あの状態だぞ? 大丈夫なのか?」

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