新たなる裸時代の到来……新裸族人類・序章

 こことは異なる別宇宙の地球……その地球にも、お月さまはあった。

 ただ、こちらの地球の月と違っていたのは、月の裏側にある海の模様が股を大きく広げた成人女性の裸身だったコトだった〔その世界の月は自転もしているので、表側に股を開いた女の月模様が回ってきて見える期間もある〕

 その股を広げた女性月の裏側に、リアルなタコ型宇宙船が潜むように浮かんでいた。

 タコ型宇宙船の船内には、少しマンガチックな『タコ型宇宙人』が地球から捕獲してきた、地球人女性を使って何やらエッチな実験をしていた。

 銀色のメタリックに輝く自動機械姦椅子に全裸で座らされた女子高校生の両目を覆うように、サンバイザー型でヘッドフォンがついた『刷り込み装置』が装着され。

「タコは神!! 神を食べてはならない!!イカは絶滅するまで食い尽くせ!!」と、いうメッセージが繰り返し、女子高校生の脳内に刷り込まれている。

 椅子に座った全裸の女子高生は、全身に玉の汗を浮かび上がらせながら、呼吸を乱している。

はぁはぁはぁ……あッ、あぁん……あぐッ、ひぐッ!?

 女子高校生の全身には、椅子から伸びてきた、金属的な触手がローションのような媚薬を滴らせて。女子高校生の全身をヌチュヌチュと這いずるように、まさぐり責めていた。

 女子高校生は椅子の、手すりをつかみ……腰を浮かせて、柔らかな触手が与える快感に身をよじって悶えている。

「あぐぁぁ……ダ、ダメぇ……イッちゃうぅぅ……イッちゃうぅぅ!!! ぎもぢいぃ……ぎもぢいぃ!! らめぇ」

 椅子の上で腰を大きく浮かせて、両足をガクガクさせながら。女子高校生は尿道から、精液のような白濁の体液を、男性が射精するみたいに勢いよく前方に飛ばしてオーガズムに到達した。

 全身を歓喜の汗で濡らして、UFOの船内で絶頂させられた女子高校生は、半眼で白目を向いた状態で「はふ──っ、はふ──っ」と、呼吸を整えながら。絶頂の余韻から軽くビクッビクッと、小さな絶頂を繰り返していた。


 女子高校生の近くには、タブレットPCのような末端器機を持って、画面を触手で操作している、タコ型宇宙人が立っていた。

 タコ型宇宙人が、タブレット画面を確認しながら呟く。
「感度良好……皮膚の感度も計算通りに上昇しましたね」

 タコ型宇宙人は、一本の触手を伸ばすと絶頂した、女子高校生の股間を触手の先端でなぞって、女子高校生が放出した白濁の体液を採取する……性器をタコに触られた女子高校生は、ビクッと肢体を震わせた。

 タコ型宇宙人は、触手の先端で、採取した体液の粘り具合を確認する。

疑似精液の状態も良好のようですね……体内に移植した精巣細胞も、前立腺の位置に着床して『女性精巣』を形成したようです……これで、この着衣人類は自分が出した精子で『自己受精』したり、他のメスを受胎させるコトも可能なった……はずですが」

 タブレット操作をしているタコの近くの天井に丸い穴が開いて別のタコ型宇宙人が。ドサッ、ヌチュ……と言った感じで落下してきた。

 落ちてきたタコ型宇宙人が、先にいたタコ型宇宙人に言った。

「また、捕獲してきた地球人を使って、裸族人類進化の実験か? 軍医」

 軍医と呼ばれたタコ型宇宙人は、触手を伸ばして女子高校生の勃起した乳首に触りながら答える。

「ええっ、隊長……進化の可能性の一つとして、いろいろと試してみたいので……『地球人強制進化プロジェクト』の推進委員会の方からも、データと裸族サンプルの提出を求められているので」

──【地球人強制進化プロジェクト】それは、肉体的進化の袋小路に陥ってしまった人類を救済するために、銀河系の異星人たちが立ち上げた。地球人未公認のプロジェクトだ──

 肉体強化を主体にしたエッチな快感に特化した人類進化、衣服の着用を必要としない『裸族人類』の生産と育成を目的としている。

 異星人たちからしてみれば、『地球人を絶滅から救う』という善意で発足したプロジェクトだが。何も知らされないまま勝手に肉体を作り替えられる人類からしてみれば、いい迷惑だった。

 隊長タコが、女子高校生の尿道口からドロッと、溢れて膣穴から肛門まで伝わり流れている、白濁の体液を見ながら軍医タコに訊ねる。

「クラゲ型裸族人類みたいな、自己繁殖が可能な裸族人類の製造実験か?」

「えぇ、理論上は自分が放出した精液で自分の排卵した卵子を受精させて、子宮壁に受精卵が着床するはずなんですが……本音を言うと、そこまでの自信は無いですね」

「クラゲ型宇宙人たちが作る、雌雄一体型の裸族人類コンセプトは完璧だからな……どれどれ、完成した裸族人類の味見を」

 隊長タコが、人間のチ○ポに酷似した亀頭が剥き出しになった生殖触手を、女子高校生の性器に伸ばすと……軍医タコは、どこから取り出したのか?ハリセンで隊長タコの頭をどつく……バシッ!!

「むぎゅ!?」どつかれて、凹む隊長タコの頭。

 頭を凹ませたまま、隊長タコが軍医に文句を言う。
「痛いなぁ……少しくらい、つまみ食いをしてもいいだろう……軍医だって、捕まえてきた地球人を触手で弄んでいるだろう」

「わたしの行為は医療知識に基づいた確認です。隊長のは、ただの欲情でしょうが……交接触手の先端からチ○ポ剥き出しにして、いったい何をするつもりだったんですか」

「ちょっと、繁殖を……タコの精子が詰まった精莢〔せいきょう〕を、地球人の体内に押し込んでみようかなぁと」

 バシッ!! 軍医タコの二度目のハリセンが飛ぶ。
「ムギュ……何回も叩くな、こんな可愛らしいタコ型宇宙人の頭を」

 隊長タコが愛らしい仕草で、軍医タコに媚びを売る。



「そんな愛らしい顔をしたってダマされませんよ……実際の姿はこうじゃないですか」



「バラすなよ、だいたい『タコ型宇宙人』って我々は呼ばれているが、リアルなタコの形態はしていないぞ」

「正確には『HG・ウェルズ火星人型宇宙人』なんですけれどね……便宜上、タコ型で通しているんです」

「オレたち、火星人だったの? で、捕まえてきた地球人はこれで裸族化が完成なのか?」

「最後に彼女が座っている、『自動強姦椅子』で【機械姦】をして子宮の感度を上昇させれば完成です」

 軍医タコは、強姦椅子の上で「はふ──っ、はふ──っ」と、体の疼き喘いでいる女子高校生の耳元で囁く。

「大きく股を開いて、犯されなさい」

 タコは神!と、脳内に刷り込まれた女子高校生が軍医の言葉を復唱する。


「はい……大きく股を開いて……犯されます……マ○コにチ○ポ、挿れてください

 女子高校生が、しゃがんで放尿をするような格好で足を開くと、強姦椅子は女子高校生の足を開脚状態で固定する。

 そして、椅子から醜悪な形状をした『電動ジョイント・ディルドー』『アナル肛姦用ディルドー』が出てきた。

 さらに、女子高校生の乳首をバイブで刺激する、電動歯ブラシかローターのような形をした『乳首振動ローター』『クリトリス刺激アーム』まで、椅子から出てくる……その他にも、用途がわからない医療アームや、一度椅子の中に収納された『触手アーム』までも出てきて蠢く。

 醜悪な形をしたメインの人工ぺニスアームが、疑似男根をウネウネと動かして振動する。

 軍医タコが言った。

「各種の責めアームが自動で、あなたを犯してくれます……あなたの声でキーワードの『犯してください』と、哀願すれば機械姦がはじまります……椅子にお願いしなさい」


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あきゅろす。
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