新人類開発計画@

 地球から遥か数千光年離れた、原始惑星……人類の存在は無く、大自然の中、未知の野性動物が群がる大草原。
 明らかに場違いな銀色をした人工物のドームが、草原の中にポツンとあった。

 広いドームの一室では、少し間隔を開けて並べられた金属寝台の上に地球から、遠い惑星へ拉致されてきた全裸の男女が寝かされ……寝台周辺の床から触手のように伸びてクネクネしている医療チューブによる肉体改造を受けていた。
 両目を見開き、天井の一点を凝視して仰臥している全裸の男女に群がる、触手型医療アーム。

 女性の名前は『紗那』十八歳。
 男性の名は『翔摩』同じく十八歳。
 月並みな展開で、人がまばらな夕暮れに河原を並んでデート歩きをしていたら。
 謎の宇宙生物が足元に発生させた、落とし穴みたいなワープホールにストンと落ちて。
 地球から遥か離れた、この未開惑星に移動拉致された。
 紗那と翔摩を、拉致した姿を見せない謎の生物の目的は……人類が存在しない、この惑星に新たな人類を根づかせ繁殖させようとしていた。

《紗那と翔摩、君たちに決めた》
 謎の生物たちは、人類を長期間に渡り繁殖と生殖を重点に観察し続け。
 人類の繁殖は効率が悪いと、いう結論に到達した。
 妊娠と出産をするのはメスのみで、妊娠期間が長く、発情してからの繁殖行動も他の動物ほどの必死さは無い。
 謎の生物は人類の理性と本能の割合を逆転させた『性欲新人類』を作るコトを決め。
 人類の繁殖実験場に適した環境の惑星に、第一号サンプルとして『紗那』と『翔摩』を拉致ってきて肉体と精神の改造を行っていた。

 第一段階【男女妊娠可能体】への改造〔男性体〕

 ほどよく引き締まったアスリート体型をした翔摩の、胸板に伸びる先端に針が付いた医療触手アーム。
 翔摩の乳首に針がプスッと刺さる……針が刺さった瞬間、翔摩は短い声で「うッ……」と呻いた。
 触手チューブを通して翔摩の胸に注入されていく、特殊な乳白色の液体。 見る間に翔摩の胸は膨らみ、立派な乳房に変わっていく……乳房が膨らむたびに、翔摩の勃起したチ○ポはピクッピクッと歓喜するように跳ねた。
 授乳用の乳房を持つ男性の体が完成した……謎の生物たちは、次に翔摩の下腹部改造へと移行する。

 翔摩の両足がガバッと触手で引っ張り開かれ、睾丸と肛門の間の糸で縫われたように見える肉体の箇所に先端がスライム状をした、触手アームが付着して……患部を切開した外性器形成と、内部膣形成が同時進行で行われる。
 翔摩の体内に掘られた穴に膣壁が形成され、押し込まれるように人工子宮と人工卵巣が翔摩の体に体内移植された。
 異体の生殖器を体内に埋め込まれたコトへの拒絶反応なのか?
 翔摩は時々「うッ……うッ」と、呻いていた。

【男女妊娠可能体】への改造〔女性体〕
 翔摩の肉体に女性機能が作られていたのと平行して、隣の処置台に横たわる紗那に行われていたのは陰核〔クリトリス〕の男性性器化処置だった。
 薬物投与で急激に肥大化したクリトリスを吸引するように、筒状になった医療触手が包み蠕動の刺激を紗那のクリトリスに与えていた。
 尿道口は肥大したクリトリスの先端に移動させられ、徐々に陰茎の形が形成されつつあった。
 紗那の男性化させられている、クリトリスの根元両側にも、翔摩が女性生殖器を埋め込まれたのと同じように。
 人工精巣が埋め込まれ、精子の製造がはじまっていた。
 男性性器化処置をされている紗那の口からも、時々。
「んッ……んッ」と、いう呻き声が漏れ。マ○コから濃厚な愛液が溢れていた。


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あきゅろす。
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