家畜のように扱われ……繁殖させられる@
と、ある施設の檻で通路と仕切られた部屋。
その部屋の中に裸で入れられた冴絵は、投与された薬物の影響で異様な興奮状態にさせられ。
自分の乳房を揉み回し……乳首を刺激して、オナニーをしていた。
「ハァハァハァ……クゥゥゥ」
濡れた股間をまさぐる指の動きは止まることなく、クチョクチョと愛液が冴絵の指に絡まって、冴絵の指先もグヂョグヂョに濡れている。
「ハァハァハァ……こんなのイヤァァ……見ないで」
檻の外には白衣姿の男女が数名立っていて、冴絵がオナニーをしている姿を観察していた。
その中の一人……白衣姿の女性がカルテに書き込みながら言った。
「冴絵……5月6日 17時25分……発情を確認、順調にオナニーを開始……繁殖に適した家畜素体のようね」
「いや、いや、見られながらイッちゃう……イッちゃうぅぅぅ!」
冴絵は、檻部屋の中で激しく絶頂した。
カルテに書き込んでいた、白衣の女一人を残して他の者が去ると。
グッタリとして肩で息をしている冴絵が涙目で、白衣の女に訴える。
「はふーっ、どうして……こんなコトを……家に帰して」
冴絵は数日前に、いきなり拉致されて、この施設に連れてこられから……検査や投薬をされ続けている。
白衣の女が言った。
「そろそろ説明してもいい頃ね……家畜適正が確認されたから」
冴絵は、この女が自分を呼ぶ時の『家畜』と、いう言い方が嫌いだった。
「一年ほど前……地球から数千万光年離れた、恒星の超新星爆発が確認された。小さな爆発だったから、あまり話題にもならなかったけれど……その時、地球に到達した。ある種の放射線が人間の生殖に影響を与えていたのよ……今だに公式発表は、されてはいないけれどね」
白衣の女は、少し悲しそうな顔で自分の下腹部を擦る。
「生物の中で、人間の生殖能力にだけ影響を与える放射線を、人類は気づかないうちに浴びてしまった……その放射線は、繁殖能力を奪うのよ……人間は未来を奪われたの」
冴絵は、衝撃的な内容に息を呑む……女性の説明は続く。
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