未来牧畜編@
〔人間牧場……未来牧畜編〕
遥かな未来……人間の文明は滅び、人々は過去に自分たちが高度な文明を築いていたコトも忘れ去られ。
農耕文明に戻ってしまった……そんな時代。
『家畜人類』として、放牧飼育されている裸の女、冴絵は牧草地の木陰で昼寝から目覚め、大きく猫伸びをする。
「ふもぅぅぅ」
代々『家畜人類』の家系として交配を続けられ……ついには言語も忘れ。自分が人間であるコトも忘れてしまった、冴絵は自分たちが家畜として扱われていることに何の疑問も抱いていなかった。
四つ這いで、木陰から近くの、水飲み場まで出てきた冴絵は、裸で口を水辺に近づけて泉の湧き水をペチャペチャと飲む。
家畜人類は、本能に従って空腹になればエサを食べ……眠りたくなれば眠り……交尾したい時に交尾する。
ただ、それだけだった。
喉の乾きを癒した冴絵は、そのまま牧草をムシャムシャと食べはじめた。
冴絵が牧草を食べていると、オスの真央が冴絵の近くに四つ這いで、やって来た。
真央は、冴絵の後方に回り込むと、しきりに冴絵の性器の臭いを嗅ぐ……どうやら、真央は発情していて冴絵が生殖可能な状態なのか確認しているようだった。
真央から鼻でクンクンと臭いを嗅がれていた、冴絵のヴァギナがジワッと濡れてくる。
交尾OKのサインに、真央は後ろから冴絵にマウントすると……そのまま、ぺニスをズプッと、冴絵の穴に押し込んできた。
「ふッ!? もぅぅぅぅ」
愛撫を省略した動物のセックスだった。
それでも真央は、他のオスと異なり……牧草の中で腰を動かしながら、冴絵の背中に腹を密着させて。
冴絵の乳房を触りながら、交尾してくれた。
動物の交尾は肉食獣に襲われる危険もあるため……早い。
真央は、すぐに射精した。真央が射精すると、その臭いに反応したのか?
牧場のあちらこちらで、家畜人類のオスとメスの交尾が開始される。
「あふッうぅぅぅ」
「はふうぅぅぅぅ」
メスの喘ぐ声が、牧場に広がっていく。 たいがい、家畜人類は一匹のメスに複数のオスが交代で交尾を行う『乱交』が主体だが。
冴絵と真央の場合だけは、真央が冴絵を守って他の近づくオスを退けていた。
真央の近くに交尾を求める、別の発情した若いオスが近づいてきた。
「はぁはぁ……ヤラセロ」数少なく先祖から伝わっている、家畜人類の言語「ヤラセロ」を発しながら。
呼吸も荒く近づいてきたオスを威嚇するように、真央は四つ這いから、膝立ちの姿勢になって自分のぺニスを誇示する。
ビンビンに勃起したぺニスを見た、オスは同じように膝立ちをして自分のぺニスを見せる。
家畜人類の世界では、ぺニスが大きく立派なオスが優勢だった……真央のぺニスは、誰よりも太くて立派だった。
敗北を悟ったオスは、スゴスゴと去っていく……真央の、たくましいぺニスに、羨望の眼差しを向ける冴絵は。
(特別にもう一回くらいなら、交尾してもいいよ)と、言った感じで真央に向かって、お尻を振った。
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