ぬら孫×庭球
京都と陰陽師と
「生き肝を寄こせぇぇぇぇ!!!!」
――それは突然に起きて
「滅」
――一瞬で終わりを迎えた
公園で友達とかくれんぼをしていた時だった。隠れ場の近くの茂みから、生き肝信仰の妖怪が飛び出して来たのだ。
(…殺される!)
そう思ったが、妖怪の鋭い爪が触れるよりも早く凛、とした声が妖怪を消しさった。
(いったい何なんじゃ…)
目の前の出来事に少年―仁王雅治―はただ目を瞬かせる事しか出来なかった…。
考え込んでいた仁王の耳に、草を踏む音が聞こえた。振り向くとそこには、着物を着た少女の様な顔をした少年が立っていた。
――それが、仁王雅治と花開院秋房の出会いだった
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