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寝れないのは



「寝れない」

そう呟いて寝返りをうつ。

なまえが寝れない原因は2つあった。

隣の部屋のレヴィのいびきがうるさいのと、すごく暑いこと。
そのせいでなまえは3時間以上も目を開けっ放しだった。

こうなったらベルの部屋に避難しようか…
なまえは立ち上がり自分の部屋を出た。



「ベル…起きてるかな…」

ベルの部屋に来たのはいいが、現在時刻は深夜2時。任務もあったし寝ているかもしれない。

「…あの…ベル!」

「なまえせんぱい、こんなとこで何してるんですかー?」

「フラン…!」

大きな蛙を傾けて、こちらに視線を向けてくる。

「実は、レヴィのいびきがうるさくて寝れないの」

「それで、ベルせんぱいの部屋で寝ようとしたんですかー?」

「そういうこと。フランこそ、こんな時間まで起きてるなんて」

欠伸をしてミーは任務ですよー、と続けた。

「こんな時間まで、お疲れ様」

「別に雑魚相手でしたしー…、なまえせんぱい、よかったらミーの部屋で寝ませんかー?」

「え、いいの?」

「いいですよー、むしろ大歓迎ですー」

「ふーん…?」



フランはなまえを部屋に招き入れて蛙の帽子をとった。

「…フランが蛙の帽子とるの、初めて見た…」

「それはそうですー。寝るときにまで被ってたら寝れませんー」

確かに。でも蛙をとったフランってなんだか…

「…じゃあ寝ますねー」

「おやすみ、フラン」

「おやすみなさいー、なまえせんぱい…」



((…寝たいけど、心臓の音がうるさくて寝れない))



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あきゅろす。
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