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涼宮ナツキの退屈
第十七話
手短に話そう。

倉庫は鍵が盗まれていて、扉には鍵がかけられて開かない。

「仕方がないですね。このドアを体当たりして破りましょう。一刻を争う事態になっているかもしれません」

そうして俺たちはドアに向けてタックルをかます。ドアは古いのか意外とすぐに開いた。倉庫の中はたくさんの荷物とそして奥にもう一つドアがある。親父はそこにいるのだろうか?

「さあもう一頑張りです!」

古泉校長は緊張感のこめられた声で言った。そうして俺たちはもう一度スクラムを組み、タックルを繰り返した。俺と古泉校長、そして一樹先輩の3人で、だ。新旧SOS団の女子6人組が見守る中、俺たち男衆3人は何度となく体当たりを敢行し、俺の肩がそろそろ悲鳴を上げようとした時――

やっと弾けるように開いた。

雪崩をうって俺、一樹先輩、古泉校長はそのままの勢いで室内に倒れこみ、そして――

そう、かくての冒頭のシーンに戻るってわけだ。やっとタイムテーブルが現在に追いついた。

じゃあそろそろ時間をリアルタイムに戻すとするか。

………
……


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あきゅろす。
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