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小説
3


「いやいや、別に意地悪じゃなくて。」

「じゃあ何でだよ〜…!」


「あのさ、俺達は英語の宿題でてないんだよ。」


…what's ?


「だーかーら!まるの宿題はこの前まるが授業中寝てたから、芦野沢がお前の机に置いてったんだよ。」


「いや〜あの時の芦野沢先生のすがすがしい笑顔、忘れらんないな〜!」


…えええええ!?何それ!?ひどいよ!いじめだよ!丸山にだって人権はあるよーっ!!!


…ってそれどころではなーい!!


「うぅ…じゃあ誰か手伝って…あ、そーだ!!委員長はどこっ!?」


委員長なら頭良いしっ!優しいしっ!
まさに委員長こそ俺のメシアだよーっ!


「委員長、さっき生徒会の会議行ってたぞ。」


…メシアあああっ!俺の、俺のメシアが行ってしまわれたああああああ…。


「ま、あきらめて芦野沢先生にお仕置きされなよ、まる。」

「そうそう。時にはあきらめも肝心だぞー?」


「あのー、皆、1個聞いていい?…なんか、楽しそうじゃないですか?皆の目、キラキラしてませんかああああ!?」


「あ、ばれた?」


「だってさー、まると芦野沢先生のやりとりマジ笑えるしー?」


「にぶいまるがいつ芦野沢先生の気持ちに気づくか楽しみにしてんだぜ俺ら。」

「しかもまるが怒られるぶん、授業時間短縮できるしな。」

…らん、らんらららんらんらん、らん、らんらららん♪


決めた。俺はナ〇シカになろう。そしたら空も飛べるし、なんか動物と触れあえるし。…なんといっても英語の宿題なんてやらなくていいしぃぃっ!!!


俺がナ〇シカになる決意をしたちょうどその時…!

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